【プレビュー】近代京都画壇の巨匠、代表作揃う 「没後80年記念 竹内栖鳳」展 山種美術館で10月6日開幕 《班猫》を撮れます!

【特別展】 没後80年記念 竹内栖鳳
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会期
2022年10月6日(木)〜12月4日(日) ※会期中、一部展示替えあり。前期10月6日(木)-11月6日(日)、後期11月8日(火)-12月4日(日) -
会場
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観覧料金
一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
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休館日
月曜日 (10月10日(月)は開館、10月11日(火)は休館)
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開館時間
10:00〜17:00 (入館は16:30まで)※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合があります。 -
お問い合わせ
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アクセス
JR・東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅より徒歩約10分
恵比寿駅西口前より都バス(学06 日赤医療センター前行)広尾高校前下車、徒歩1分
渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03 日赤医療センター前行)東4丁目下車、徒歩2分 - カレンダーへ登録
近代京都画壇を代表する巨匠、竹内栖鳳(1864-1942)の没後80年を記念した特別展です。動物画の傑作《班猫》【重要文化財】をはじめ、東京国立博物館所蔵の《松虎》(前期展示)など代表作の数々を紹介します。猫ならではの柔らかな毛並みや、しなやかな動きを見事にとらえ、人気の高い《班猫》は今展では特別に写真撮影ができます。「動物を描けばその体臭まで描ける」と語ったという栖鳳。その言葉通りの魅力あふれる動物画や風景画などが楽しめます。



江戸時代以来の円山・四条派の伝統を引き継ぎ、30歳代で京都画壇を代表する存在に。その後、1900年のパリ万博視察で大きな刺激を受けた栖鳳は、西洋絵画の技法を取り入れ、独自の画風を確立。近代日本画に革新をもたらしました。今回は同館所蔵の栖鳳作品全26点をはじめ、個人蔵の初公開作品も出展され、新しい栖鳳の魅力を発見することもできそうです。



また京都画壇の先人たち、同時代に活躍した都路華香、山元春挙のほか、栖鳳の門下である西村五雲、土田麦僊、小野竹喬らの作品も合わせて紹介。栖鳳の特質やその時代性を俯瞰的にとらえます。





さらに弟子のひとり、村上華岳の名作、《裸婦図》【重要文化財】を特別に公開します。

栖鳳をはじめ、江戸時代から近代・現代に至るまで傑出した才能を生み出し続ける京都画壇。その粋を楽しめる展覧会です。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)