【開幕】特別デジタル展「故宮の世界」東京国立博物館で9月19日まで 清朝時代の紫禁城と名宝をデジタルで体感

デジタル展示されている「千里江山図巻」王希孟/北宋・政和3年(1113年)頃/中国・故宮博物館蔵

特別デジタル展「故宮の世界」が7月26日から9月19日まで東京国立博物館の平成館で開催されます。
北京の紫禁城(現・故宮博物院)に伝わった中国絵画の傑作「千里江山図巻」(北宋時代)を、幅14メートルの大画面シアターにて、デジタルデータで日本”初公開”。天才画家・王希孟が描いた鮮やかな青と緑の世界に没入できます。

紫禁城は明清時代の壮麗な宮殿。清王朝最盛期の紫禁城を、文化資産のデジタル化で実績のある凸版印刷がVR(バーチャルリアリティ)で再現。

バーチャル紫禁城

白眉は、故宮博物院の186万件を超える収蔵品から選ばれた名品を、精緻に撮影、3DCG(三次元コンピューターグラフィックス)で紹介したコーナー「デジタル多宝閣」。青銅器、璧(へき)、彫漆、磁器と中国の美の系譜とその技に圧倒されます。

デジタル多宝閣

文化財展示 清朝宮廷の書画と工芸

デジタルだけでは物足りない? そこはトーハク。東京国立博物館が所蔵・管理する紫禁城や清朝歴代皇帝ゆかりの文化財の現物を複数展示しています。東洋館で見たことのある個性的な清朝の品々を平成館で見るとまた格別。

左:粉彩透彫唐草文双耳瓶 景徳鎮窯「大清乾隆年製」銘 清時代・乾隆年間(1736-95)  右上:色ガラス燭台 「乾隆年製」銘 清時代・乾隆年間(1736-95) 右下:如意形時計 清時代・19世紀 いずれも東京国立博物館蔵

清朝皇帝らの書も個性的で、それぞれが背負った歴史を感じさせます。右から第3代順治帝、第4代康熙帝、第6代乾隆帝、そして西太后の書です。

 

別の建物でミュージアムシアターも

東洋館地下のTNM&TOPPANミュージアムシアターでは「故宮VR紫禁城・天子の宮殿」(35分間)も7月26日から始まります(10月16日まで)。ダイジェスト版を試写しましたが、特別デジタル展「故宮の世界」(平成館)と合わせてぜひ見ておきたい内容でした。シアターセット券(「故宮の世界」展の開催中)もあります。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

日中国交正常化50周年記念 特別デジタル展「故宮の世界」
会期:2022年7月26日(火)~9月19日(月・祝)
会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室第1室・第2室
開館時間 9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし8月15日(月)、9月19日(月・祝)は開館)
観覧料金:一般 1,500円/大学生 900円/一般+ミュージアムシアターセット券 1,800円
高校生以下および満18歳未満は本展無料。総合文化展が無料となる方は、 一般・大学の総合文化展料金との差額料金でご観覧いただけます。
*シアター鑑賞料金 高校生以上600円、小・中学生300円
アクセス:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
詳細は東京国立博物館のホームページ

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