「祈りの花瓶展2022-ナガサキを忘れない-」 長崎県美術館で7月30日から 平和の大切さ訴える

「祈りの花瓶展2022-ナガサキを忘れない」
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会期
2022年7月30日(土)〜8月15日(月) (会期中無休) -
会場
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観覧料金
無料
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開館時間
10:00〜20:00 ※最終日は18:00まで -
販売
アートブック、ポストカード・長崎の原爆に関する書籍などを会場にて販売します。展示開催期間中のみ、オンラインショップでも販売を行います。 - カレンダーへ登録
「祈りの花瓶」は、原爆の熱風で変形した瓶を3Dスキャンし、それを長崎の波佐見焼で精密に再現したものです。「Vase to Pray Project」は長崎に投下された原爆についてひとりでも多くの人に知ってもらうとともに、世界の平和を祈るアートプロジェクト。展示では直接、「祈りの花瓶」を手に取って触れることばできます。

同プロジェクトは2017年から「祈りの花瓶」を通して平和の大切さを訴えてきました。長崎出身のデザイナーで、「祈りの花瓶」に取り組んでいる毎熊那々恵さんは「今年ほど、戦争や核の恐ろしさを身近に感じる日がくるとは思いもしませんでした。核兵器が実戦で使われた最後の場所であるナガサキだからこそ、できることがある、伝えられることがある。そう信じています」と話します。
今回の展示では、長崎大学の金谷一朗教授の協力のもと、ウクライナの人々の声を集めた、平和のビデオメッセージも上映します。また会場に足を運べない方に気軽に「祈りの花瓶」に触れてもらえるよう、長崎県内のお店でも花瓶の展示・販売を行います。詳しくはWebサイト(https://vtp.jp/)
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)