俳優の中谷美紀さんが音声ガイドナビゲーターに  「国立新美術館開館 15 周年記念 李禹煥」展

中谷美紀さん 撮影:伊藤彰紀

「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の回顧展「国立新美術館開館 15 周年記念 李禹煥」(国立新美術館で8 月10 日に開幕)の音声ガイドナビゲーターは、ドラマや映画など多方面で活躍する俳優の中谷美紀さんが務めます。音声ガイドは無料で利用できます。

東京では初めてとなる李禹煥の大規模展。中谷さんは、国際的にも長く注目を集めてきた巨匠を以前から敬愛してきたといいます。中谷さんのメッセージは以下の通りです。

「この上なくシンプルな点や線、そして石や鉄板などで表される李禹煥さんの作品は、溢れた物や情報に埋もれて息苦しく感じている現代に生きる私たちの心身を解き放ってくれます。俗に言う肖像画や静物画、風景画などは一切ありませんが、点や線の周囲に贅沢に残された余白こそが饒舌に語りかけてくるような気がしています。私にとって李禹煥さんの静かで厳かな作品は、心の拠り所であり、少しがんばりすぎたり、急ぎすぎた際に、ふと立ち止まって、自らを省みるための鏡のようでもあります。これらの作品群を鑑賞する際に、決して正解はありません。ご覧になる方が思い思いに作品と向き合い、対話し、斜めから眺めてみたり、かがんで見上げてみたり、時には彫刻作品の上を歩いてみたりすることで、これまで生育過程や社会で植え付けられてきたステレオタイプな価値観を疑ってみる機会となるのではないでしょうか?」

李禹煥と中谷さん 撮影:伊藤彰紀

◆音声ガイドは無料、スマートフォンで利用できます

世界各地で李禹煥の作品をご覧になっている中谷美紀さんによる、本展をより深くお楽しみいただく為のご案内のほか、李禹煥自身の声や、本展担当キュレーターによる解説を収録しています。
ナビゲーター :中谷美紀(俳優)
作家解説 :李禹煥
キュレーター解説:米田尚輝(国立新美術館・主任研究員)
収録時間 :約30 分
※イヤホンやヘッドホンをお持ちください。
※展示室内の無料Wi-Fi をご利用ください。
※ご希望の方には、音声ガイド機の貸出もあります。

<プロフィール 中谷美紀>
1976 年 1 月 12 日生まれ。東京都出身。1993 年に俳優デビュー。『壬生義士伝』(03/滝田洋二郎監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、『嫌われ松子の一生』(06/中島哲也監督)で同賞最優秀主演女優賞、『自虐の詩』(07/堤幸彦監督)で同賞優秀主演女優賞、『ゼロの焦点』(09/犬童一心監督)で同賞優秀助演女優賞、『阪急電車 片道15 分の奇跡』(11/三宅喜重監督)で同賞優秀主演女優賞、『利休にたずねよ』(13/田中光敏監督)で同賞優秀助演女優賞を受賞。
2011 年に初舞台「猟銃」で紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞、2013 年の「ロスト・イン・ヨンカーズ」では読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞する。
「オーストリア滞在記」(幻冬舎文庫)など書籍の執筆活動も手掛ける。
インスタグラム @mikinakatanioffiziel

◆チケットは7月27日(水)から発売開始。

チケットについては展覧会ホームページ(https://leeufan.exhibit.jp/)をご覧ください。展覧会の内容は以下↓に詳しく。


(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

国立新美術館開館 15 周年記念 李禹煥

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