【プレビュー】原石からジュエリーまですべてが分かる宝石展 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」 名古屋市科学館で7月9日から

特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」 |
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会場:名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール |
会期:2022年7月9日(土)~ 9月19日(月・祝) |
休館日:毎週月曜日、7月15日(金)、19日(火)、9月6日(火)、7日(水)、16日(金) ただし、7月18日、8月15日、9月19日は開館 |
アクセス: 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅4・5番出口から南へ徒歩約5分 市バス「広小路伏見」下車、名鉄バス「白川公園前」下車 |
入館料:一般1,800円(1,600円)、高大生1,000円(800円)、小中生500円(300円) ※プラネタリウムを除く名古屋市科学館展示室をご覧いただけます。( )内は前売料金 |
詳しくは展覧会公式ホームページhttps://hoseki-ten.jp/へ。 |
古代から世界中で魔除けや地位を示すシンボルとして用いられてきた宝石。もちろん、装飾品としても広く親しまれてきた。今回の特別展では各地の博物館やコレクション、日本ジュエリー協会などの協力で、多種多様な宝石とそれを使用した豪華絢爛なジュエリーを一堂に集め、科学的、文化的な切り口で紹介する。


宝石とはどんなものなのか。ダイヤモンド、エメラルド、サファイアなどのメジャーな宝石からフォスフォフィライト、スフェーンなどのレアストーン、真珠や琥珀などの生物由来の宝石まで、地球上の宝石約200種を展示する。世界最大級の宝石の数々は必見だ。

それらの宝石はどうやって生まれるのか。宝石の素となる鉱物の生い立ちを、大型の原石(ラフ)を使って説明。宝石は地球のどこで出来ているのか。どのように採掘されるのか。人間の歴史とどのように関わってきたのか。様々な角度からその秘密を科学的に紹介する。


地球が生み出した「貴石」がジュエリーになるためには、人の手による加工が欠かせない。長い歴史がはぐくんできた宝石のカット、様々なデザイン、国内外の人気ジュエリーブランドによる技術の粋である作品の数々も、展覧会では見ることが出来る。


また、アルビオン アートの特別協力により、そのジュエリーコレクションから選りすぐりの作品を展示するコーナーもある。紀元前のメソポタミアや古代エジプトで作られた作品から最先端のジュエリーまで、人類が生み出してきた美の歴史が堪能できる。公式アンバサダーはカズレーザーさん。SNSなどで注目の画家、安部祐一朗さんが名古屋展のために描き下ろしたイラストの展示も予定している。

(読売新聞美術展ナビ編集班)
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