【会期延長】360度、ゴッホに囲まれる至福 「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」角川武蔵野ミュージアムで2023年1月9日まで

<会期延長>
当初、2022年11月27日(日)までの開催予定でしたが、好評につき2023年1月9日(月・祝)まで会期を延長しました。
全身がゴッホに包まれる体験 内覧会取材
6月18日(土)に角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)で開幕した「ファン・ゴッホ−僕には世界がこう見える−」展。前々日の16日に行われた内覧会に伺いました。全身がゴッホに包まれるような体験を味わえます。
体育館ほどの広さのギャラリーの壁と床いちめんにゴッホの作品を投影する体感型デジタルアート展。「ゴッホには世界がこう見えていたかも」という見立てで、30分の映像作品で彼の生涯をたどる構成です。
『ジャガイモを食べる人々』『種まく人』『ひまわり』『黄色い家』『糸杉』『自画像』など名作が次々と。様々なモチーフが再構成され、動きを伴って映し出されるインスタレーション。詩的でかつ劇的です。
どんな見方でもOK
どう見ても自由。座っても立ってもしゃがんでも歩き回ってもOK。ハンモックもあります。選曲がおしゃれ。グリーグ、スメタナ、プッチーニ、ブラームス、ドビュッシーなどの名曲が浮かんでは消え、イメージを広げます。
第2会場ではゴッホの生涯を年表や手紙でたどります。角川武蔵野ミュージアムらしくポップで肩のこらない構成が楽しいです。カフェではゴッホのラテも登場(^^)
大人はもちろん、自由に動けるので、お子さんの「初ゴッホ」体験にも良いかもしれません。隈研吾さんによる、同館独特の建築も含めて楽しめます。
「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」展 角川武蔵野ミュージアム(埼玉・所沢)で11月27日(日)まで。 ゴッホが見た世界を再現しながら、ドラマチックなその人生をたどります。
ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー |
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会場:角川武蔵野ミュージアム 1階 グランドギャラリー |
会期:2022年6月18日(土)〜2023年1月9日(月・祝) ※会期延長 |
休館日:第1・3・5火曜日 |
観覧料: ●オンライン購入 一般(大学生以上):2,200円/中高生:1,800円/小学生:1,100円/未就学児:無料 ●当日窓口購入 一般(大学生以上):2,400円/中高生:2,000円/小学生:1,300円/未就学児:無料 |
詳細は公式サイトへ |
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)