【プレビュー】動物に魅せられた「画家たちの想い」――「どうぶつ美術館」展 嵯峨嵐山文華館で7月16日開幕

竹内栖鳳 《春郊放牛図》(右隻) 福田美術館蔵

どうぶつ美術館
会場:嵯峨嵐山文華館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場11)
会期:2022年7月16日(土)~10月10日(月、祝日)
休館日:火曜日。ただし8月19~22日は臨時休館
アクセス:JR山陰線嵯峨嵐山駅から徒歩14分、阪急嵐山線嵐山駅から徒歩13分、京福電鉄嵐山駅から徒歩5分
入館料:一般・大学生900円、高校生500円、小・中学生300円、障害者と介添え人1人500円、幼児無料。
※前期(~8月29日)、後期(8月31日~)で展示替えあり
※最新情報は、同館HP(https://www.samac.jp/)で確認を。

日本画にしばしば登場する「動物」。鹿や狸など身近に生息する野生動物や、牛や馬など家畜として人の生活を支えてきた動物を観察しながら、動くいきものの姿をいかに表現するかということは、古来多くの画家が取り組んできたテーマだった。この展覧会では、動物に魅せられた画家の思いや制作背景などを含めながら、様々な動物画を紹介する。

円山応挙 《竹に狗子図》(右隻) 福田美術館蔵
円山応挙 《竹に狗子図》(左隻) 福田美術館蔵

まず紹介されるのは、巨匠たちの作品。画家たちを惹き付けて止まないのは、動物たちの愛くるしさや野性のたくましさ。円山応挙の《竹に狗子図》(前期)は、とてもかわいらしいイヌの姿が目に残る。《獣王図》(通期)の大橋翠石はトラの名手として有名。木島櫻谷《秋野孤鹿》(通期)のシカは、優しいまなざしが印象的だ。

大橋翠石 《獣王図》(右隻) 福田美術館蔵
木島櫻谷 《秋野孤鹿》 福田美術館蔵

続いて特集されるのが、ヒトとのかかわりが深い動物を描いた作品。金屏風いっぱいに黒牛が描かれたのが、竹内栖鳳の《春郊放牛図》(通期)。菱田春草の《梅下白猫》(通期)や前田青邨《猫》(前期)は、昔からペットとして愛されてきたネコをモチーフとしている。巨匠たちがそれらの動物にどんなまなざしを注いだのか。数々の絵から、様々な想いが浮かびあがってくる。

菱田春草 《梅下白猫》 福田美術館蔵

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