【開幕】 デビュー50周年記念 村上もとか展 「JIN-仁-」、「RON-龍-」、僕は時代と人を描いてきた。弥生美術館で9月25日まで

開幕前日の内覧会を取材しました

6月4日から弥生美術館(東京都文京区)ではじまる「デビュー50周年記念 村上もとか展」。前日の3日に行われた内覧会に伺いました。圧倒的な画力と巧みなストーリーの名作群。巨匠の半世紀の歩みを豊富な原画で振り返ります。

まずはやはり「JIN-仁」。幕末の群像劇と大胆な設定の医療ドラマの見事な合体でした。

「JIN-仁」とならぶ代表作の「龍−RON−」。日中近代史を壮大スケールで描きました。作画の見事さに改めて感嘆です。

こちらも印象的な「六三四の剣」。村上先生が自ら書いたキャプションでも触れていますが、この頃のサンデーは高橋留美子(うる星やつら)、細野不二彦(Gu-Guガンモ)、六田登(ダッシュ勝平)、あだち充(タッチ)など人気作揃いの凄い時代でした。

村上先生といえばタイヤもの、というファンも多いでしょう。今見ても素晴らしくスピード感溢れる「赤いペガサス」もたっぷり見られます。

村上作品といえばヒロイン像もステキですね。運命を自ら切り開く力強い女性たちが目立ちます。轟嵐子、田鶴てい、野風、橘咲など。

内覧会には村上先生も登場。「締め切りをどうしよう、いかに物語を完結させよう、などと考えているうちにいつの間にか50年たってました。歴代の編集者さんや監修の先生方のお陰です」とあいさつ。「マンガを描きたい、という気持ちがある限り描き続けます」。嬉しいですね。

グッズも様々。野風さんの手ぬぐいステキ過ぎ(^^)自作を振り返る新著「村上もとか」には、こち亀の秋本治先生とのビッグ対談も入ってます。

「デビュー50周年記念 村上もとか展」 弥生美術館で9月25日(日)まで。 撮影可です。ご本人セレクトの名場面集、自ら制作の舞台裏を明かすキャプションなど見どころ豊富。ぜひ足を運んで堪能ください。詳しくはプレビュー記事をご覧ください。

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

デビュー50周年記念 村上もとか展 「JIN-仁-」、「RON-龍-」、僕は時代と人を描いてきた。
会場:弥生美術館(東京都文京区弥生2-4-3)
会期:2022年6月4日(土)~9月25日(日)【前期:6月4日~7月31日、後期:8月2日~9月25日】
開館時間:10:00~17:00(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜 ※7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)開館。7月19日、9月20日は休館。
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口/南北線「東大前駅」1番出口よりいずれも徒歩7分、JR上野駅公園口より徒歩20分
同時開催:竹久夢二美術館 「夢二好みの君が行く! 夢二式美人のひみつ」
入館料:一般1000円、大高生900円、中小生500円、※竹久夢二美術館と併せての料金
※最新情報は同館ホームページ(https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/)で確認を。

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