NHKの「歴史探偵」 元寇の謎に迫る 6月29日夜放送

「蒙古襲来絵詞」モンゴル軍VS.日本のサムライたち

【番組タイトル】歴史探偵 元寇
【放送日時】2022/06/29(水)   22:00~22:45
【放送局】 NHK総合

モンゴル軍、惨敗の手がかりを絵巻から読み解く

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代から70年後、日本は他国から侵略される危機に直面した。「元寇(モンゴル帝国の襲来)」だ。文永の役(1274年)と、弘安の役(1281年)の2度に渡る襲来は、突然吹いた「神風」によって奇跡的な勝利をあげたと言われてきた。しかし、実際は、モンゴル帝国の日本侵攻作戦そのものが大きな問題を抱えていたことが近年の研究で明らかになりつつある。

歴史探偵では、この元寇の実態を徹底調査する。

海を渡ったモンゴル騎馬部隊の馬はどうなった?

モンゴルの強さのカギを握る最強騎馬軍団は機能しなかった!?

モンゴル軍の原動力となったのが世界最強の騎馬軍団。元寇に際して1500頭もの馬を船で連れてきていた。だが、当時の史料からは騎馬軍団が日本の脅威となったということが見られない。

この謎を探るべく、探偵が調査に向かったのはサラブレッドの生産地、北海道日高地方。実は馬の輸送は現代でも細心の注意と最先端の技術が必要だ。馬は「揺れ」がとても苦手な動物だからだ。揺れる度に心拍数が大きく上がり、長時間その状態にさらされると発熱し死に至るケースもあるという。モンゴル軍が海上輸送で連れてきた馬たちは最初から戦闘不能だった可能性が浮かぶ。

人間も極度の船酔い状態に?

引き揚げられたモンゴル軍の船の部材。船には致命的な問題が!

続いて調査するのは「軍船」。製造したのはモンゴル帝国に従っていた朝鮮半島の高麗の人々だった。韓国では近年、当時の沈没船が続々と見つかっている。元寇で使われた軍船の多くは船底が平らだということが判明。荒波の外洋の航海に使う船の船底はV字が基本だ。大手造船メーカーの実験施設に協力を依頼し、平底船の揺れ具合を徹底検証する。

いかに船酔いがモンゴル軍を苦しめたのか?揺れを再現

(読売新聞デジタルコンテンツ部)

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