【プレビュー】「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」東京シティビューで9月17日から

©池田理代子プロダクション

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
会期:2022年9月17日(土)~2022年11月20日(日)
詳しくは展覧会公式サイトへ。

フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマが描かれる名作マンガ「ベルサイユのばら」。「いつかアントワネットの生涯を何らかの形で描きたい」と思い続けた池田理代子氏が発表した作品は、連載開始から50年を迎える今もなお、多くの人々を魅了し続けています。

『ベルサイユのばら』1巻表紙(マーガレット・コミックス) ©池田理代子プロダクション/集英社

連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展では、革命の渦に巻き込まれる二人の女性、マリー・アントワネット、オスカルに焦点が当てられ、初公開を含む当時の貴重な原画が、執筆当時の池田氏の想いや言葉とともに展示されます。

政略結婚により、オーストリアから14歳でフランスに嫁いだアントワネット。池田氏の徹底した歴史取材に基づく作中では、無邪気な少女が王妃となり、人間として、そして母として成長する姿が誇り高く描かれています。

そして池田氏が創作したキャラクター、男装の麗人・オスカル。女として生まれながらも、軍人として生きる運命を背負った彼女。平穏な生活を選ばず、民衆のために、フランスのために戦う姿に強く心を打たれます。

連載中も画の勉強を続けていた池田氏。物語が進むにつれ、登場人物の心情を映すように筆致が変化していく様子も紹介されます。

©大野愛子

連載終了の翌年、1974年に宝塚歌劇で「ベルサイユのばら」が舞台化されると、社会現象ともいえるほどの空前の「ベルばらブーム」が起こります。宝塚歌劇では、その後も「ベルサイユのばら」は繰り返し再演され、宝塚の象徴的な作品となりました。

本展覧会では、劇中ではお馴染みの「オスカルの部屋」が再現されます。オスカルが戦地に赴く前の、様々なドラマが目に浮かぶことでしょう。その他、舞台衣装や小道具、テレビアニメや懐かしのグッズなどもならび、展覧会を華やかに彩ります。

「ベルサイユのばら」が生み出した夢のような世界観を楽しめる本展覧会。9月17日から、六本木ヒルズ・東京シティビューで開催され、その後、大阪・阪急うめだ本展に巡回予定です。

(読売新聞美術展ナビ編集班)

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