芸術新潮の6月号は「十二国記」絵師 山田章博の世界を特集 村上春樹さんのインタビューや2つの新連載も

雑誌「芸術新潮」の2022年6月号が5月25日(水)に発売されました。特集は『「十二国記」絵師 山田章博の世界』です。

小野不由美さんによる壮大な物語「十二国記」シリーズを、30年にわたり美麗なイラストで彩ってきた、山田章博さんの世界をたっぷりと紹介します。

担当編集者の大久保信久さんは
「小野不由美さんの「十二国記」シリーズ、そのエピソード0にあたる『魔性の子』が刊行されてから30年が経ちました。30年前から現在まで、「十二国記」の壮大な世界を端麗なイラストで飾ってきたのが、山田章博さんです。
6月号では、マンガ家であり、イラストレーターとしても超売れっ子の山田さんの画業にスポットを当てる特集を組みました。
描きおろし表紙絵の制作現場に密着したドキュメント、マンガからイラストまでこれまでの山田さんの名作の数々をたっぷり紹介しています。
加えて、本特集では、「小説『装画・挿絵』のアート史」と題したコーナーを設けました。山田さんを含む、8人の卓越したイラストレーターを紹介しています。
彼らの絵がどれほど魅力にあふれているか、ぜひ雑誌を手にとって確認してほしいです。ファインアートの世界とは別に、職人的にすばらしく良質な絵を描いている方々に、もっと日が当てられますようにと願っています」
と話しています。

読者に人気の高い楽俊(左)と珠晶
表紙の描き下ろしに密着

特集のほかにも、村上春樹さんのインタビューや、中野京子さんの「名画に見る悪の系譜」と立川輪太郎さんの「ジャニー喜多川が創ったもの」の2つの連載が始まりました。

定価1500円。購入は、書店や芸術新潮のサイトから各インターネット書店で。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)