【沖縄本土復帰50周年】琉球舞踊、華やかに 「組踊」重文指定50周年記念 特別展「琉球」開催の東京国立博物館で

沖縄伝統の組踊が国の重要文化財に指定されて50年となるのを記念した企画「琉球芸能の華 ~組踊と琉球舞踊~」が15日、特別展「琉球」を開催中の東京国立博物館・平成館の大講堂で開かれました。

組踊はせりふ、音楽、所作、舞踊によって構成される歌舞劇。中国皇帝の使者である冊封使を歓待するために創作されました。1972年5月15日、沖縄が日本に復帰すると同時に、組踊は優れた芸能のひとつとして能、歌舞伎、文楽などと同じく国の重要指定文化財に指定されました。

国立劇場おきなわの金城真次芸術監督(県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者、伝統組踊保存会伝承者)が組踊や琉球舞踊について、映像と演舞を交えて紹介しました。鮮やかな琉装に身を包んだ琉球舞踊の実演が披露されると、講堂に詰めかけた聴衆から盛んな拍手が送られていました。

(撮影・青山謙太郎、読売新聞美術展ナビ編集班)