【体験ルポ】一人でも楽しい「アベンジャーズ展」 ヒーローに憧れた“かつての少年”がマーベルの世界に超没入!

東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで6月19日まで開催されている「アベンジャーズ展」。映画『アベンジャーズ』シリーズを軸とするマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場するヒーローたちのスーツやアイテムを鑑賞し、強さの秘密に触れられる機会である本展。ヒーローに憧れた“かつての少年”である筆者が一人きりで体験してきたぞ!(ライター・鈴木翔、写真はすべて、©2022 MARVEL;Cityneon)

スーパーヒーローと戦うエージェントになろう!

 

今は立派な大人になった人も、かつて少年少女だった頃には一度くらい、スーパーヒーローになりたいと思ったことがあるはず。かくいう私も身体中の全神経を集中すれば、いつかは手からビームを出せると信じていた“元少年”の一人である。

このたび、世界24都市での巡回を経て日本に上陸した「アベンジャーズ展」では、ヒーロー…にはなれないけれど、彼らを支える「S.T.A.T.I.O.N.」のエージェントになるための訓練が受けられるらしい。

ブリーフィングルームに入ると、大画面上にS.H.I.E.L.D.のエージェントであるマリア・ヒルが現れ、今回の指令を受け取る。何とも宇宙基地的な空間にさっそく気分がたかぶる。

本展は個々のヒーローに光をあてた7つのエリアで構成されている。最初にあるのは「キャプテン・アメリカ エリア」だ。空間に足を踏み入れると両側にはキャプテン・アメリカの武器であり守りの要であるシールド、そして映画の中で彼がかっ飛ばすハーレーが…。

この2か所では記念撮影が可能。自撮りでも、もちろん画になるけれど、全身を撮りたければ、勇気を出して周りの人に撮影をお願いしよう。ちょっと恥ずかしくても、一人前のエージェントになりたいなら、これくらいの勇気、どうってことないはずだ!

アイアンマンになりきるインタラクティブ展示も

次にあるのは「ブルース・バナー博士のバイオラボ」。ハルクといえば、かつて軍から逃亡生活を送り、アベンジャーズに加わるまでは、どこか人を避けて生きてきたような孤高の存在。それは一人でここにいる自分の姿にも重なる…ような。巨大な手のオブジェに自分の手を重ねてみると、何だか“大いなる一人ぼっち”のパワーを授かったような気がした。

 

続いて「アイアンマン先端工学研究所」へ。やはりアベンジャーズシリーズでメインを張ってきたアイアンマンだけに、このエリアの展示はとりわけ濃い。エリア入口の左手にはハルクとアイアンマンのコラボである「ハルクバスター」の立体展示。そして右手にはトニー・スタークが開発してきたアイアンマンの歴代アーマーがズラリと展示されている。

MCU第1作目として製作されたアイアンマンの進化の遍歴は、それすなわちアベンジャーズの強さの進歩を端的に表すものといってもいい。闇に映える7つのアークリアクターに眩しさを感じながら、個人的に二度見してしまったのは一番左にあるずんぐりむっくりしたマーク1のアーマーだった。

『アイアンマン』が公開されたのは『アベンジャーズ』に先立つこと4年。きっとアベンジャーズシリーズしか見ていない人には、この決してかっこいいとは言い切れない“ぽっちゃりスーツ”がどんな意味を持つものかわからないかもしれない。小学生だった子が大人になるくらいに長い、MCUの14年におよぶ歴史。7つのスーツを前にしてMCUとともに自分も長い時間を経てきたことを痛感した。

さらに次の「ハルクバスターエクスペリエンス」では、このアーマーの着用を擬似体験させてくれる。パネルの前に立つと画面の中に自分に次々とアーマーが装着されていく。そしてハルクバスターになりきって両手のビームで敵を倒す体験も。心ゆくまでヒーロー気分を味わおう!

憧れのヒーローたちが総登場!

その後は「ブラックパンサー&キャプテン・マーベルエリア」に続いて、「ソーの天文台」へ。ソーに関する情報が満載のパネルに囲まれた空間の中心には何やら取っ手の付いた大きな物体が…。おや、あれはまさかソーの唯一にして最強の武器「ムジョルニア」では?

選ばれし者にしか扱えない伝説のハンマー。ここはまさか、普通の人間だった自分が“実はヒーローだった”ことを証明するチャンスではなかろうか。自信を持って取っ手を掴んでみよう。持ち上がるか持ち上がらないかは分からない。ただ、もし持ち上がらなくても、“一人ぼっち”だったら恥ずかしい思いをすることはない。

次の「アベンジャーズホール」でも、アントマンやワスプ、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチら錚々たる面々の展示がある。これだけ大量の展示に囲まれると、実に多くのヒーローたちの人間模様が複雑に絡み合うアベンジャーズの凄みを改めて感じさせられる。

多くの人はホークアイやブラック・ウィドウに目が行きがちだと思うが、大人の私は、ウォーマシーンとファルコンの展示に惹かれてしまった。きっと社会に出ると、超人的な方々よりも縁の下の力持ち的なヒーローにシンパシーと深い味わいを感じてしまうのかもしれない。

最後まで“一人ぼっち”で楽しい

ラストの「収容室」ではサノスを筆頭にアベンジャーズの強敵となるヴィラン(悪役)たちの展示が。ここに来る大半の人は知っているだろうが、彼らが何者であるかはストーリーの核心に触れてしまうところもあるので、あえて言及を避けたい。

MCUファンなら誰もが背筋が凍るであろうサノスの姿も去ることながら、チタウリ、ダークエルフの立体展示の怖さといったら…。特にダークエルフの顔が怖い、怖すぎるぞ。強烈すぎて夢に出てきそう。そして最後にはS.T.A.T.I.O.N.エージェントの最終試験が待っている。同じ訓練の時を過ごした“仲間”たちと力を合わせてヴィランを打ち倒せ!

鑑賞後のグッズ売り場には、オリジナルグッズが大量に用意されている。気に入ったグッズを心ゆくまでじっくり吟味できるのも“一人ぼっち”だからこそ!(ライター・鈴木翔)

アベンジャーズ展

会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)

会期:2022年4月16日(土)〜6月19日(日) ※会期中無休

開館時間:10:00~20:00(最終入館は閉館の30分前まで)

観覧料:一般・大学生 2500円、中学・高校生 1700円、小学生 1100円、未就学児 無料

公式サイト:https://avengersstation.jp

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