【開幕】ルネサンスから印象派まで 珠玉の名作そろう 「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」 東京都美術館で7月3日まで

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
◇東京会場
会場:東京都美術館(上野)
会期:2022年4月22日(金)~7月3日(日)※日時指定予約制。詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。
休室日:月曜日(ただし5月2日は開室)
開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
※夜間開室については展覧会公式サイトでご確認ください。
観覧料:一般 1,900円 、 大学生・専門学校生 1,300円 、 65歳以上 1,400円
※日時指定予約制。詳細は展覧会公式サイトへ。
※高校生以下無料(日時指定予約が必要)
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
◇神戸会場
会場:神戸市立博物館
会期:2022年7月16日(土)~9月25日(日)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日に休館)
◇北九州会場
会場:北九州市立美術館 本館
会期:2022年10月4日(火)~11月20日(日)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日に休館)
詳しくは展覧会公式サイト(https://greats2022.jp)へ

開幕前日の内覧会を取材しました

4月22日(金)から東京都美術館(上野)で始まる「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展。開幕前日に行われた内覧会に伺いました。世界最高峰の美術館のひとつ。ルネサンスから19世紀後半まで逸品揃いでスキの無い布陣。とても贅沢です。

フランシス・グラント 《アン・エミリー・ソフィア・グラント (”デイジー”・グラント)、 ウィリアム・マーカム夫人 (1836-1880)》 1857年

こちらの大作は地元、スコットランドのフランシス・グラントが結婚を目前に控えた愛娘を描いたもの。指先や足先まで神経が行き届いた繊細な表現に、画家の深い愛情を感じます。

印象的な作品ばかりですが、オススメを時代順にいくつか紹介します。アンドレア・デル・ヴェロッキオの「幼児キリストを礼拝する聖母」は背景との対比も加わり劇的です。

アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属)《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》1470年頃

こちらは目玉のひとつ、エル・グレコの「祝福するキリスト(世界の救い主)」。さすがに引き込まれます。

エル・グレコ 《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》 1600年頃

絵の前に自然と人が集まり、ひそやかな美術談義が盛り上がるのは、やはりベラスケスの「卵を料理する老婆」。二人の目線、たまご、器など語りたくなるポイントは山ほど。改めて凄い作品です。

ディエゴ・ベラスケス 《卵を料理する老婆》 1618年

レンブラントは聖書から劇的な場面を作品に。

レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》1647年

フランソワ・ブーシェの「田園の情景(眠る女庭師)」。さすがのこの愛らしさ、たまりません

フランソワ・ブーシェ《田園の情景(「眠る女庭師」)》1762年

展覧会のメインビジュアルになっているジョシュア・レノルズ「ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち」。実物を間近でみれば、さらにその華やかさに圧倒されます。髪の毛やドレスの質感にうっとりします。

ジョシュア・レノルズ 《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》 1780-81年


コンスタブルとターナーが揃い踏みしました。こちらも見事です。

(左)ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー《トンブリッジ、ソマー・ヒル》1811年 (右)ジョン・コンスタブル《デダムの谷》1828年

子どもの肖像画を得意としたジョン・エヴァレット・ミレイ。こちらも間違いなく人気を集めるでしょう。

ジョン・エヴァレット・ミレイ《古来比類なき甘美な瞳》1881年

モネ、ゴーガン、モリゾと終盤までとても充実してます。

クロード・モネ 《エプト川沿いのポプラ並木》 1891年
ポール・ゴーガン 《三人のタヒチ人》 1899年
ベルト・モリゾ《庭にいる女性と子ども》1883-84年頃

エピローグに豪快な大作。見事な構成でした。

フレデリック・エドウィン・チャーチ 《アメリカ側から見たナイアガラの滝》 1867年

グッズも多彩です!

コウペンちゃんや、ぐでたまとのコラボなど、グッズも硬軟(?)交えてとても楽しいです。

「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展は7月3日(日)まで。ゴールデンウィークから初夏に向けて、やはり足を運びたい展覧会です。詳しくは↓をご覧ください。

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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