コーヒー片手にアートを語らう「ひびきの旅」 福岡アジア美術館で月1回開催へ

美術館内のカフェでトークイベントの打ち合わせをする藤枝さん(左)と品川さん

福岡市博多区の福岡アジア美術館内にあるアートカフェで4月から、多彩なアーティストをゲストに招くトークイベント「ひびきの旅」が始まります。ホスト役は作曲家で九州大名誉教授の藤枝守さんで、コーヒー片手の気軽な語らいを通じて出会いと創造の機会を広げる考えです。

4~6月は音楽家を迎えて

館内のカフェとミュージアムショップが、月1回のペースで共催します。第1期の4~6月は福岡で活躍する音楽家がゲスト。4月23日(土)はアイリッシュハープ奏者のHaRuRu(ハルル)さん、5月27日(金)は筑前琵琶奏者の寺田蝶美さん、6月25日(土)はピアニストで作曲家、即興音楽家の河合拓始さんを迎えます。

HaRuRuさん

聞き手の藤枝さんは、植物から感知される電位変化をメロディーに変換した「植物文様」などの実験的な作品で知られ、自由な発想や幅広い交流を創作につなげています。東京・池袋にあった西武美術館のカフェでトークイベントのホスト役を5年間務めた経験もあり、現在は東京と福岡のアトリエを行き来しながら活動しています。

寺田さん

トークから「始まり」を

今回のカフェトークのモデルは、芸術家が集って新しいアートを生んだ20世紀前半のパリのカフェ文化。会場のカフェは、1万冊の美術書を自由に閲覧できるスペースにあり、藤枝さんとカフェを運営するイエナコーヒー代表の品川未貴さんが「恵まれた環境を生かし、アート好きな人が月に1度語り合える場に」と企画しました。

河合さん

藤枝さんは「コーヒーを飲みながらの語らいは人と人を対等にし、話題を意外な方向に進展させます。トークを刺激に新しいことが始まるきっかけになれば」と期待しています。

午後6時30分にスタート、参加費は各回2000円(ドリンク付き)で、予約(092-982-1007)が必要。第2期は「ひびきを描く」をテーマに比佐水音さん(日本画家)、片山雅史さん(画家)らを招く予定です。

(読売新聞西部社会部 地域・生活課記者 堀家路代)
福岡ふかぼりメディア「ささっとー」(4月18日公開)の記事を再掲。

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