【次回のぶら美】あの“三部作”はじめ珠玉の名作ずらり 「没後50年 鏑木清方展」 東京国立近代美術館 4月26日放送

「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」の3部作をバックに

【BS日テレ  ぶらぶら美術・博物館】

★第405回 東京国立近代美術館「没後50年 鏑木清方展」

~幻の最高傑作が揃い踏み!“美人画”に込められた温かいまなざし~

★4月26日(火)よる8時放送 番組ホームページ

今回は、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「没後50年 鏑木清方展」を紹介します。

1878年(明治11)、東京・神田に生まれた鏑木清方。13歳で、歌川派に連なる浮世絵師・水野年方に弟子入り。10代の頃より挿絵画家として頭角をあらわし、売れっ子画家となりますが、その後、文部省美術展覧会の開設を契機に、日本画へと転向します。「西の上村松園、東の鏑木清方」とも称され、美人画の大家とされる清方の主要作約110点が一堂に会する大回顧展です。

その清方の最高傑作ともいわれる「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」の三部作は1975年の展覧会を最後に所在不明となっていましたが、2018年に再発見され大きな話題になりました。その三作が今回、ひさしぶりに揃い踏みしました。精緻な描き込みは、着物の染め・織が特定できるほど。当時の風俗も細やかに見えてきます。とりわけ女性が振り返るポーズが印象的な「築地明石町」。その美しい所作に込められた清方自身の想いとはどんなものだったのでしょうか。

美人画が注目されがちな巨匠ですが、今回の展覧会では、市井の人々の慎ましい暮らしぶりを描いた清方にもスポットを当てています。清方が生涯追求し続けた“美”とは何だったのでしょうか。じっくりと向き合いたい内容です。

(読売新聞美術展ナビ編集班)

新着情報をもっと見る