そうだ!週末いきたい 京都の美術展・展覧会

京都に住んでいた人によると、京都は夏は暑くて、冬は寒い。つまり春と秋はベストシーズンです。いろいろなお寺や神社での特別拝観や夜間ライトアップのほか、美術館や博物館では仏教美術から中国古代、現代アートまで、多様な展覧会が開かれています。美術展ナビに掲載された情報をもとに、京都へのアートの旅をしてみました。

「最澄と天台宗のすべて」京都国立博物館

4月12日から京都国立博物館で始まった特別展「最澄と天台宗のすべて」。全国から天台の名宝が総本山である比叡山のお膝元の京都に集まりました。展示品の約7割が国宝・重要文化財という豪華さです。京博の目の前には、天台宗五門跡のひとつ妙法院門跡や三十三間堂があり、博物館の枠を越えて「街ごと」天台展を味わうことができます。

夜桜ライトアップ 東寺

日本の密教といえば、最澄の天台宗と並ぶのが、空海の真言宗。京都には真言宗総本山の東寺があります。4月17日(日)まで「夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)」が行われています。
隔週刊の「古寺行こう」が創刊され、創刊2号が東寺でした。本誌で予習をした講堂の立体曼荼羅は夜間だととても雰囲気がありました。

兵馬俑と古代中国 京都市京セラ美術館

京都の北東の岡崎公園には、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館があります。
子供連れでにぎわっていたのが、「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」(京都市京セラ美術館)。大迫力の始皇帝の兵馬俑以外にも、青銅の鼎や璧など古代中国の高い技術に圧倒されました。

森村泰昌:ワタシの迷宮劇場 京都市京セラ美術館

小中学生らが一生懸命メモをとっている姿が印象的だった兵馬俑展とは一転して、怪しさと耽美な雰囲気が満ちあふれていました。京都の大学出身で、現代芸術家の森村泰昌さんの秘蔵のインスタント写真約800枚などを展示する「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」。会場に入ると解説文は一切なし、複数の入り口から出入り自由、見て回る順も自由。迷うことを楽しめる大人向けの展覧会です。

サロン!雅と俗-京の大家と知られざる大坂画壇

隣りの京都国立近代美術館では「サロン!雅と俗-京の大家と知られざる大坂画壇」が5月8日まで開かれています。大坂(大阪)画壇は、日本近代画で近年再評価されているそうです。下のレビュー記事にある佐藤魚大という作家のユーモアあふれる閻魔大王を見たかったのですが、森村展で迷っているうちに時間切れとなりました。

平間至 写真展 すべては、音楽のおかげ 美術館「えき」KYOTO

その後、京都駅に戻り、JR京都伊勢丹で夕食をとることにしました。美術展ナビの「美術展を探す」機能を使って「京都府」「開催中」で検索しました。「平間至 写真展 すべては、音楽のおかげ」が別の階にある美術館「えき」KYOTOで開催されていることが分かりました。(食後に見ようと思いましたが、気づいたら午後7時半の閉幕時間をこちらも残念ながら過ぎていました)

「鈴木敏夫とジブリ展」京都文化博物館

4月23日からは「鈴木敏夫とジブリ展」も京都文化博物館で始まります。
春の京都旅行のスケジュール立てに、ぜひ美術展ナビをご活用ください。(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

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