超絶技巧とギミック満載の「武家の備え」 名古屋城・西の丸御蔵城宝館で4月10日まで

特別史跡「名古屋城」に昨年(2021年)オープンした西の丸御蔵おくら城宝館で、2回目の企画展「武家の備え」が4月10日まで開かれています。名古屋城総合事務所が所蔵するコレクションから、戦道具の優品を選び紹介します。

木砲
豪華な刀の拵(こしら)え

会場で驚かされた江戸時代の斬新なデザインをいくつか紹介します。

銀陀美蝶形兜ぎんだみちょうなりかぶと 江戸時代 17世紀

銀粉をにかわで溶いて塗る技法で蝶をかたどった革製の兜。よく見ると、うっすらと蝶の羽根の文様も描かれていて、驚かされます。なによりカッコいい!

超絶技巧とギミック

 

線刻革鞘短刀拵 せんこくかわさやあいくちごしらえ 江戸時代 19世紀
ちょっと張り出しただけのつばには緻密な幾何学模様がびっしり。
さやにはなぜか埋め込まれたリングのようなパーツがあります。ここに驚きのギミックが!


鞘の凹んだところには写真下の銀のお箸を収納できます。

手前にあるのが箸

マイ箸ですが、そこは江戸時代。
他人の家で食事をする際にこの箸で毒味(毒だと銀が変色する)をするためと、持っていた尾張藩士の家ではそう伝承されてきたそうです。

企画展「武家の備え」は4月10日まで。西の丸御蔵おくら城宝館は無料ですが、別途、名古屋城への入場料が必要です。(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

城宝館のHP

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