【次回のぶら美】半世紀ぶりの東京 「空也上人と六波羅蜜寺」東京国立博物館 4月5日放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第404回 東京国立博物館「空也上人と六波羅蜜寺」
~教科書で見たあの空也上人像がお出ましに!定朝に運慶、仏像の変遷も丸わかり!~
★4月5日(火)よる8時放送 番組ホームページ
今回は、東京国立博物館で開催中の特別展「空也上人と六波羅蜜寺」へ。重要文化財「空也上人像」がなんと半世紀ぶりに東京にお出ましになり、大きな話題となっている展覧会です。
疫病が蔓延していた平安時代、空也上人は南無阿弥陀仏と唱えて各地を遍歴し、厚い信仰を集めました。運慶の四男・康勝が手がけた空也上人立像は、細部までリアルに作られ、念仏を唱え歩いた姿を目の当たりにするような肖像彫刻の傑作です。何より真骨頂は、口から出た6体の小さな仏様。上人が唱えた「南無阿弥陀仏」が阿弥陀如来として現れた独特の造形は、今もなお見る人を魅了し続けます。
そんな空也上人立像を、360度ぐるりと拝見!力強いふくらはぎや、わらじからはみ出た足の指、血管が浮き出た手の甲など、前から横から後ろから・・・じっくりお見せします。
さらに、六波羅蜜寺からお出まし頂いた平安・鎌倉彫刻の名品が一堂に!定朝や運慶、教科書にも載る平清盛像などが登場。研究員の皿井さんによる、知れば得する仏像豆知識も満載!仏像ファンはもちろんのこと、そうでない人も仏像の魅力がよーくわかる、必見の1時間です。
(読売新聞美術展ナビ編集班)