【次回のぶら美】後編、さらに豪華に「メトロポリタン美術館展」 3月29日放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第403回 今年いち押し!「メトロポリタン美術館展」後編
~フェルメールから印象派の巨匠たちまで!「西洋絵画の500年」完結篇~
★3月29日(火)よる8時放送 番組ホームページ

2週にわたってのスペシャル企画。今年、国内で開催される西洋画の展覧会では指折りの「メトロポリタン美術館展」(国立新美術館)です。そのテーマはずばり「西洋絵画の500年」。名画でたどる美術史の旅を先週に引き続きお送りします。
2週目は、個性的宗教画家、エル・グレコに、バロックのルーベンス、フェルメールからポスト印象派までを一気に。
エル・グレコは、グニャグニャ人体の斬新な宗教画。その作風は今見ても新鮮!フォルムと色のセンスに、メンバーは驚嘆です。そして、小さいサイズの作品が多いフェルメールにしては大作となる1mサイズの「信仰の寓意」も堪能。しかもフェルメールの題材では珍しい寓意画。風俗画とは違う不思議な図柄にぶらぶらメンバーも興味津々。

続いては、激動のフランス絵画の変遷へ。日本には1枚も無い、フランス近代絵画の父・プッサンの傑作を鑑賞。メンバー曰く「古臭く見える古典主義の絵画」。しかし、これがフランスの絵画界の規範となり、フランス絵画の本流となっていきます。その理由とは?

その流れをくむアカデミズムの重鎮、ジェロームの代表作「ピュグマリオンとガラテア」や、革新者であり写実主義のクールベの作品も鑑賞。さらに印象派に大きな影響を与えたマネの肖像画も拝見します。
そして、印象派。ルノワールの美少女を描いた2作に、ドガの踊り子。続くポスト印象派は、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ。セザンヌは、キュビスムの影響が感じられる貴重な作品が登場。さらに、20世紀抽象絵画の萌芽を感じさせる、モネの「睡蓮」まで!
まさに、教科書レベルの巨匠だらけ。「西洋絵画500年」名画の旅、完結編をお楽しみに。
メトロポリタン美術館展ホームページ(https://met.exhn.jp/)
国立新美術館(https://www.nact.jp/)
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(読売新聞美術展ナビ編集班)