意味、からの解放 「ワニがまわる タムラサトル」展 国立新美術館で6月15日開幕

展覧会名:ワニがまわる タムラサトル
会期:2022年6月15日(水)~7月18日(月・祝)
会場:国立新美術館(東京・六本木、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅直結、東京メトロ日比谷線「六本木」駅から徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線「六本木」駅から徒歩約4分)
開館時間:10時~18時 ※毎週金・土曜日は20時まで ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:無料
展覧会ホームページ(https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/spinningcrocodiles/)
内外で注目の現代作家、タムラサトル(1972~)の個展です。代表作「まわるワニ」のカラフルな彫刻を、14メートルにも及ぶ巨大なワニを中心に、大型インスタレーション作品として展開します。様々な素材や機能が「意味」から解放され、皮肉やユーモアに満ちたタムラの作品に触れると、既成の価値観を揺さぶられます。作家の自由な想像力にあふれた作品で、子どもから大人まで楽しめる展覧会です。

タムラサトル(現代美術家) 1972年 栃木県生まれ。1995年 筑波大学 芸術専門学群 総合造形卒業。「まわるワニ」、「後退するクマ」、「登山する山」、「バタバタ音を立てる布」、「端数がない重量の彫刻」、「大袈裟で開放的なスイッチ」、「動き続ける図形もしくは文字」、「10回たたく装置」、「空間を最大限に使用しただけインスタレーション」などを制作・発表している。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)