【関西版】3月に見られる関西の美術館・博物館の展覧会を紹介

2022年3月に見られる関西の美術展や展覧会から、美術展ナビ関西の担当者が注目の展覧会をピックアップしました。京都市京セラ美術館では開館1周年記念の最後の展覧会「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」と、日中国交正常化50周年を記念して行われる「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」が開幕します。なお、最新の開催状況は各美術館・博物館公式HP等でご確認のうえ、お出かけください。
3月開幕の展覧会
開館1周年記念展「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」(京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ)
森村泰昌(1951年〜)は、日本を代表する現代美術家です。名画の登場人物や歴史上の人物、女優など、時代や性別、国籍を問わず、「何者か」に扮した「自画像的作品」を一貫して制作し続けてきました。本展では、これまでにあまり発表されてこなかった秘蔵のインスタント写真約800枚を紹介。また、森村が自作の小説を朗読したCD《顔》(1984年)を元に、無人朗読劇《影の顔の声》を再制作。特設の音響空間で上演します。
・会期:2022年3月12日〜6月5日
・会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
【開館1周年記念展のラスト】「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」展 京都市京セラ美術館で3月12日(土)開幕。秘蔵のインスタント写真約800枚を紹介します。また自作の小説を朗読したCD《顔》(1984年)を元に、無人朗読劇《影の顔の声》を再制作。特設の音響空間で上演します。 https://t.co/ZLHlijbRzW
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) February 24, 2022
【開館1周年記念展のラスト!】「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」 京都市京セラ美術館で3月12日に開幕
「サロン!雅と俗-京の大家と知られざる大坂画壇」(京都国立近代美術館)
「サロン!雅と俗-京の大家と知られざる大坂画壇」では、京都と大坂で活躍した江戸時代~近代の画家たちの代表作が紹介されます。
・会期:2022年3月23日〜5月8日
・会場:京都国立近代美術館
日中国交正常化50周年記念「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」(京都市京セラ美術館)
人間や馬の姿を木や土で模した兵馬俑。古代中国では、兵馬俑は死後の世界で死者を守るものと信じられ、被葬者と一緒に埋葬されました。日中国交正常化50周年を記念して開催される本展で、その兵馬俑が来日。日本初公開の将軍俑をはじめ、約200点を紹介します。
・会期:2022年3月25日~5月22日
・会場:京都市京セラ美術館
【2022年、始皇帝の最強軍団が日本へ!】
「#兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~」
▷▷巡回予定▷▷
3月25日(金)~5月22日(日)@京都市京セラ美術館
6月18日(土)~8月28日(日)@静岡県立美術館
9月10日(土)~11月6日(日)@名古屋市博物館
11月22日(火)~2023年2月5日(日)@上野の森美術館 pic.twitter.com/cD1U6lCOVY— 【公式】兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~ (@heibayou2022_23) February 10, 2022
【プレビュー】「兵馬俑と古代中国」京都市京セラ美術館で3月25日から 始皇帝陵の兵馬俑が来日 静岡・名古屋・東京にも巡回
1月~2月開幕の展覧会
大阪中之島美術館 開館記念「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」
2022年2月2日(水)。1983年に構想が発表されてから約40年の時を経て、大阪中之島美術館が開館します。オープニングを彩る「超コレクション展」では、6000点を超える収蔵作品のなかから、選りすぐりの作品を約400点展示。コレクター・山本發次郎が蒐集した佐伯祐三コレクション、アメデオ・モディリアーニやルネ・マグリットの作品など、大阪中之島美術館が誇る代表作を3部構成で紹介します。
・会期:2022年2月2日~3月21日
・会場:大阪中之島美術館4、5 階展示室
【#超コレクション展】展覧会ページでは、出品される作品や作家、各章の見どころなど、2022年2月2日に迫る展覧会の開幕に向けて、より具体的な内容を紹介しています。ぜひご覧ください!https://t.co/NezePQ1jhV pic.twitter.com/Y7n21mTyTY
— 大阪中之島美術館 (@nakkaart2022) December 27, 2021
【レビュー】大阪中之島美術館 開館記念「Hello! Super Collection 超コレクション展―99 のものがたり―」で大阪の美術を堪能する
特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(奈良展)
奈良県桜井市にある聖林寺の国宝 十一面観音菩薩立像は天平彫刻の名作で、日本を代表する仏像のひとつ。本展では、大御輪寺にあった仏像や大神神社の自然信仰を示す三輪山禁足地の出土品なども展示します。十一面観音菩薩立像が奈良国立博物館で展示されるのは、1998年の特別展「天平」以来24年ぶりとなります。※会期中展示替えあり
・会期:2022年2月5日〜3月27日
・会場:奈良国立博物館
#聖林寺展 奈良展は2022年2月5日(土)~3月27日(日)に #奈良国立博物館 で開催!#奈良博 で国宝 十一面観音菩薩立像が展示されるのは、1998年の特別展「天平」以来、実に24年ぶりとなります。
お得な前売券と企画チケットは12月6日(月)10:00発売です✨
詳細は👇https://t.co/RjbJFnzZZG pic.twitter.com/YhPkYBL2Ht— 【聖林寺展公式】太田種子 (@shorinji2020) December 3, 2021
【レビュー】「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(奈良国立博物館) 日本彫刻の最高傑作をガラス展示ケース無しで拝観できる”最後”の機会
特別展 「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」 神戸ファッション美術館
背後からLED光源を当てた断熱材に凹凸を作ることによって陰影を表現する「光彫り」というオリジナル技法の作品を創作する、現代アーティスト・ゆるかわふう。高さ約1.8メートル、幅約5メートルの大きな作品を中心に30点を展示します。
・会期:神戸ファッション美術館
・会場:2022年1月29日〜3月27日
本日1/29(土)より、特別展「#光の芸術家 #ゆるかわふう の世界 ~ 宇宙(そら)の記憶~」が開幕しました。幻想的な光の世界をお楽しみください。ご来館をお待ちしております!https://t.co/ZlxNvZXkjv pic.twitter.com/MS9YQRy5hq
— 神戸ファッション美術館 (@KobeFashionM) January 29, 2022
特別展 「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」
安野光雅 追悼展 安野先生のふしぎな学校 安野光雅美術館コレクション 美術館「えき」KYOTO
安野光雅(1926〜2020年)は、絵本をはじめ、風景画や装丁画など、多岐にわたって活躍した画家です。ユーモアあふれる絵本や、淡い色彩の風景画は、子供だけでなく大人をも魅了してきました。本展では、そんな安野流の楽しみ方が詰まった作品や関連資料を約110点紹介します。
・会期:2022年2月25日〜3月27日
・会場:美術館「えき」KYOTO
【📢開館情報】
『安野光雅 追悼展 安野先生のふしぎな学校 安野光雅美術館コレクション』本日2月25日(金)より開催いたします🏫▷開館時間 10:00~19:30(入館締切19:00)
※館内の混雑状況により、ご入館の待ち時間が発生した際は、このTwitterでご案内いたします。#美術館えき#安野光雅展 pic.twitter.com/JY07uT5eCi
— 美術館「えき」KYOTO (@ekimuseum) February 25, 2022
【プレビュー】「安野先生のふしぎな学校」美術館「えき」KYOTO で2月25日から 「自ら考えること」の楽しさを味わう
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン(大阪展) あべのハルカス美術館
50万点にのぼる膨大な文化財を所蔵し、豊かな印象派コレクションでも知られるエルサレムのイスラエル博物館。本展では、同館所蔵の印象派の名作が初めてまとまって来日します。
モネの自信作とされる《睡蓮の池》をはじめ、バルビゾン派からナビ派までの流れの中で、外光から内なる光へと向かった画家たちの「光の系譜」をたどります。
・会期:あべのハルカス美術館
・会場:2022年1月28日〜4月3日
【印象派・光の系譜】
\はるかイスラエルから、光の贈りもの/
イスラエル博物館が誇る珠玉の印象派コレクションが、初めてまとまって来日。
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンらの全盛期の傑作を中心に約70点の厳選された作品を展示します。
1/28(金)から開催です。どうぞお楽しみに! pic.twitter.com/iyLw2qfBRH— あべのハルカス美術館 (@harukas_museum) January 26, 2022
【開幕レビュー】モネ、ゴッホ、ゴーガン、話題のレッサー・ユリィも「印象派・光の系譜」あべのハルカス美術館で開催中
東京会場の様子はこちらからご覧いただけます。
【開幕】「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」展 三菱一号館美術館で来年1月16日まで
【探訪】一躍人気のレッサー・ユリィ 独特の作風がコロナ禍の人々の心に響いた? 「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展(三菱一号館美術館)で注目
特別展「植物 地球を支える仲間たち」 大阪市立自然史博物館
2021年夏に国立科学博物館(東京・上野)で開催されて話題となった展覧会が関西に巡回します。種類やライフスタイル、進化など、様々な角度から植物を総合的に紹介する展覧会。6章構成で、見る人を「植物の世界」へと引き込みます。
・会期:2022年1月14日~4月3日
・会場:大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園)
特別展「植物 地球を支える仲間たち」が #大阪市立自然史博物館 で開催中。最先端の科学研究により私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきた植物。本展では標本や模型、映像などを通して驚きの実像や魅力を楽しく学んでいただけます。4/3(日)まで #植物展 https://t.co/RTUpXO1nuP pic.twitter.com/ouEpP3i7jz
— 大阪ミュージアムズ (@OsakaMuseums) January 14, 2022
【プレビュー】「植物 地球を支える仲間たち」大阪市立自然史博物館で1月14日から 巨大模型や世界初公開の植物化石などで植物の世界を探究する
絵でみる百人一首と枕草子 嵯峨嵐山文華館
百人一首の選者、藤原定家の山荘があったとされる小倉山。その麓に位置する同館では、百人一首の魅力や歴史を紹介するとともに、日本画を中心とした展示を開催しています。
本展では、百人一首ゆかりの作品を通じて殿上人たちの感性に触れていただくとともに、百人一首に選ばれた歌人の一人である清少納言に因み、「枕草子」の世界を想起させるような日本画の数々でその世界観を堪能していただけます。※会期中展示替えあり
・会期:2022年1月29日〜4月10日
・会場:嵯峨嵐山文華館
1/29(土)~4/10(日)
「絵でみる百人一首と枕草子」開催https://t.co/oP2hsWcUBq
※第3回ちはやふる小倉山杯の開催日は事前申し込みをされた観覧者の方のみご入場できます@SAbunkakan #嵯峨嵐山文華館 #絵でみる百人一首と枕草子 #百人一首 #枕草子 #ちはやふる小倉山杯 #ちはやふる pic.twitter.com/uKyoUJ4qRf— 嵯峨嵐山文華館 (@SAbunkakan) January 28, 2022
トラ時々ネコ 干支セトラ 福田美術館
寅年ということで、与謝蕪村、円山応挙など江戸時代中期に活躍した画家や、竹内栖鳳や大橋翠石ら明治から昭和にかけて活躍した有名画家が描く虎の絵を主役として、他の干支の動物を描いた作品なども福田コレクションの中から厳選して展示します。また2022はニャーニャーニャーとも読めることから、愛らしい猫を描いた絵画も「時々」並べて紹介します。
・会期:2022年1月29日〜4月10日
・会場:福田美術館
1/29〜4/10
「トラ時々ネコ 干支セトラ」展
今年は寅年ということで、江戸時代から昭和にかけて活躍した画家が描いた虎を中心に、干支の日本画を展示。
また2022年はニャーニャーニャーとも読めることから、猫を描いた作品も「時々」並べて展示いたします。@ArtFukuda #福田美術館 #トラ時々ネコ 🐯 pic.twitter.com/vZmIb9757e— 福田美術館 Fukuda Art Museum (@ArtFukuda) January 28, 2022
挑む浮世絵 国芳から芳年へ(京都文化博物館)
旺盛な好奇心と柔軟な発想、豊かな表現力を武器として浮世絵のさらなる活性化につなげた歌川国芳(1797~1861)。本展では国芳の武者絵を中心としながら、月岡芳年(1839~1892)ら弟子たちの作品にもスポットを当て、ご紹介します。
・会期:2022年2月26日〜4月10日
・会場:京都文化博物館
「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」が京都文化博物館であす26日から始まります。きょう行われた内覧会をライターの三間有紗さん@mima_writer に取材してもらいました。
「相馬の古内裏」など歌川国芳の代表作やその弟子・月岡芳年の作品を中心に、150点の浮世絵を紹介。全作品が撮影可です!→(続 pic.twitter.com/I1L2Fngi39— 美術展ナビ (@art_ex_japan) February 25, 2022
特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」 神戸市立博物館
歴史の殿堂として知られる英国・ロンドンの大英博物館は、古代エジプト文明の研究でも世界を牽引してきました。本展は、6体のミイラを選りすぐり、CTスキャンを用いた画像解析によって、外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生活や文化を紹介します
・会期:2022年2月5日~5月8日
・会場:神戸市立博物館
【特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」の関連イベントのご案内】
2022年2月5日(土)に開幕する特別展にともない、さまざまな関連イベントを行います。詳細はHPをご覧ください。https://t.co/BmDAgtHf3u
※写真はタケネメト内棺(部分)
©The trustees of the British Museum pic.twitter.com/yDNi4YrcRh— 神戸市立博物館 (@kobemuseum) January 20, 2022
感覚の領域 今、「経験する」ということ 国立国際美術館
現代美術の分野で独自の視点と手法によって、実験的な創作活動を展開している7名の美術家を紹介する展覧会を開催します。美術家たちのユニークな作品と、そこに託されたメッセージを、さまざまな感覚の交錯する場の中で体験していただけます。
・会期:2022年2月8日〜5月22日
・会場:国立国際美術館
当館は2月7日(月)まで、展示替えのために休館しています。
2月8日(火)からは、「感覚の領域 今、「経験する」ということ」を開催します。
感覚の領域 今、「経験する」ということhttps://t.co/KARfvT1Hsx#国立国際美術館 #NMAO #感覚の領域展 pic.twitter.com/qEXFG4c8wC
— 国立国際美術館 (@nmaoJP) January 18, 2022
(読売新聞大阪本社文化事業部)
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