【開幕】「空也上人と六波羅蜜寺」口から現れる6体の阿弥陀仏を間近で 東京国立博物館で5月8日まで

重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵

口から6体の阿弥陀仏が現れる姿でおなじみの空也上人くうやしょうにん立像が東京に! 特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が3月1日に東京国立博物館で開幕。今年は空也上人没後1050年にあたり、本展では、空也上人立像、地蔵菩薩立像・坐像、四天王立像、伝平清盛坐像(いずれも重要文化財)など、京都・六波羅蜜寺に伝わる名品が一堂に会します。5月8日まで。

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」
東京国立博物館 本館特別5室
会期:2022年3月1日(火)~5月8日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日、3月22日 ※3月21日(月・祝)、3月28日(月)、5月2日(月)は開館
入場料:一般1,600円 大学生900円 高校生 600円 *事前予約(日時指定)推奨
JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、同千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
詳しくは公式サイト

開幕前日の内覧会を取材しました

重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵

3月1日(火)から東京国立博物館ではじまる特別展「空也上人と六波羅蜜寺」の内覧会に伺ってます。戦乱と感染症の時代にこの上人像にお目にかかれるとは。。今年は上人没後1050年、東京での公開は半世紀ぶりです。

開いた口から現れる6体の阿弥陀仏は、空也上人が「南無阿弥陀仏」の名号を唱えると、その声が阿弥陀如来の姿に変わった伝承を表しているという

パンデミックに苦しんだ平安中期。疫病退散を命じられた空也上人は自らの命もかえりみず、病人を介抱。あわせて南無阿弥陀仏の念仏をもって仏教教化にあたったといいます。そのお姿は今もって見る人の心に迫ります。

360度ぐるりと眺められる

四方から眺めることができます。決して大きくはないのに、迫ってくるものがあり目が離せなくなります。京の街を歩くお姿を想像しました。

運慶の地蔵菩薩や「平清盛」坐像も

あわせて六波羅蜜寺に伝わる素晴らしい彫像などを堪能できます。

重要文化財 地蔵菩薩立像 平安時代・11世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
重要文化財 地蔵菩薩立像 運慶作 鎌倉時代・12世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
重要文化財 伝平清盛坐像 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
(中央)重要文化財 薬師如来坐像 平安時代・10世紀 と、重要文化財 四天王立像 平安時代・10世紀(増長天のみ鎌倉時代13世紀)。いずれも京都・六波羅蜜寺蔵

空也上人 初の公式フィギュア

グッズといえばもちろん注目は初の公式フィギュア!あの海洋堂さんの造形企画制作です。全長約130㍉。空也上人の表情、手足の血管、杖など細部まで精巧に再現しています。価格は9800円。

後ろ姿もリアルに再現


その他のグッズもステキなものが目立ちます。気合い入ってます!

この乱れた時代だからこそ見ておきたい展覧会です。

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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