芸術新潮の3月号は「ローマ教皇 怒濤の2000年美術史」特集 日本・ヴァチカン国交樹立80周年

雑誌「芸術新潮」の2022年3月号が2月25日(金)に発売されました。今号の特集は、「祝!日本・ヴァチカン国交樹立80周年 ローマ教皇 怒濤の2000年美術史」。古代ローマを舞台にした『テルマエ・ロマエ』のマンガ家で文筆家のヤマザキマリさんと、ルネサンス美術が専門の美術史家・池上英洋さんの対談を軸にして構成。
芸術新潮がこれまで何度も特集し、蓄積してきたヴァチカンやローマのオリジナルの写真を多数掲載。なかなか海外渡航が難しい中、憧れのヴァチカンへの旅行気分も味わえます。
担当編集者の田中樹里さんは、
「お二人は近年、テレビ番組でご一緒する機会が多かったのですが、同い年ですし、会えばイタリアの美術や文化のお話で盛り上がって止まらないといった感じ。そんなことからこの特集の企画が始まりました。
最初は “アートと人類” という人類史的なスケールの計画だったのですが、実際に特集を作ってゆく過程で、そのうちのコアの一つであるローマ教皇とキリスト教美術をテーマにすることに落ち着きました。
ドキュメント写真では、現教皇のフランシスコが教皇に選ばれた時のコンクラーベの写真が素晴らしいですよ。なんと言っても舞台がシスティーナ礼拝堂ですからね」
と話しています。
ほかにも、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「ミケル・バルセロ展」や、86年ぶりの展覧会が板橋区立美術館で3月12日に始まる江戸中期に俳諧師兼絵師として活躍した建部凌岱の記事なども注目です。
定価1500円。購入は、書店や芸術新潮のサイトから各インターネット書店で。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)