【次回のぶら美】おしゃれな東京・白金台でアート散歩 松岡美術館と港区立郷土歴史館 BS日テレで3月1日放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第401回 春の白金で大人なアート散歩
~建築好き必見!郷土歴史館と松岡美術館で大観・省亭・景徳鎮窯のお宝と出会う~
★3月1日(火)よる8時放送 番組ホームページ
これから暖かくなってくる季節にオススメです。おしゃれな東京の白金台で、散歩も兼ねてアートスポットをめぐります。
まず訪れたのは、地下鉄白金台駅に隣接する港区立郷土歴史館。1938年に完成したゴシック調の建物は、東大の安田講堂などを手掛けた建築家・内田祥三が設計、区の有形文化財にも指定されています。感染症などの公衆衛生の向上を目指す研究機関「公衆衛生院」として使われた後、2018年からは区の複合施設として活用、館内を無料で見学する事が出来ます。
施設は映画「ゴジラ」の撮影に使われたこともあります。豪華な内装の中央ホールや旧院長室、そしてレトロな雰囲気が残る旧講堂など、見所満載の建物内部をじっくりと見てまわりました。
続いては、長期休館を経て今年1月にリニューアルオープンした松岡美術館へ。再開を記念して、約1800件もの所蔵品の中から、東洋陶磁、日本画、西洋彫刻の3つのジャンルの選りすぐりを紹介する企画展が開催されています。
中でも注目は、松岡コレクションの3割を占める東洋陶磁の名品選。美術館設立のきっかけを作った景德鎮窯のお宝2点は、実に7年ぶりの同時公開だそうです。さらに、美術館創設者である松岡清次郎が、特に愛したという横山大観の大作や、今大注目の日本画家・渡辺省亭の逸品など、バラエティに富んだ作品の数々を堪能します。
美術品の蒐集に情熱を燃やし、それらを多くの人にも楽しんで欲しいと願った松岡清次郎、その生涯をかけた志を感じることができる展示です。
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(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)