「没後50年 鏑木清方展」音声ガイドは尾上松也 「築地明石町」がモチーフのてぬぐいも 東京国立近代美術館で3月18日開幕

「没後50年 鏑木清方展」が3月18日(金)から東京国立近代美術館で始まります。清方が愛し、描きたいと心動かされた「市井の人々の生活」。美しいだけではない、「ほんとうの清方芸術」に着目する展覧会です。
清方の代表作として知られながら、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》、合わせて3部作となる《新富町》《浜町河岸》。2018年にこれらが再発見され、翌年同美術館のコレクションに加わりました。これらの3部作をはじめとし構成される没後50年の大回顧展です。
会期は5月8日(日)まで。その後、一部展示作品と構成を替えて5月27日(金)から京都国立近代美術館に巡回します。
音声ガイドのナビゲーターは歌舞伎俳優の尾上松也さん

20歳まで銀座に住んでいたという松也さん。「《築地明石町》は、本当に近くですよね。清方が描く場所は、私にとっても故郷です。安らぎや懐かしさを感じていただけたらと思います。」とコメントしています。
芝居や物語をテーマとした絵も多く描いた清方。松也さんは「物語を解説する部分では、感情を出して表現するなど、バランスを考えた」と言います。歌舞伎俳優ならではのナビゲートが楽しみです。
《築地明石町》の着物柄てぬぐい付きチケット

鏑木清方《築地明石町》の着物柄をデザインした、てぬぐい専門店「かまわぬ」とのコラボによるオリジナルてぬぐいと大判ポストカード付きの観覧券(上の写真)や、非売品のプレスリリース(下の写真)付きチケットが販売されます。どちらも数量限定。予定数がなくなり次第販売終了します。その他にも音声ガイド付きチケットなども。これらの企画チケットは3月1日(火)10時より販売開始です。

(読売新聞美術展ナビ編集班)
没後50年 鏑木清方展 |
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会場:東京国立近代美術館(東京・竹橋) |
会期:2022年3月18日(金)~5月8日(日) |
休館日:月曜(3月21日、28日、5月2日は開館)、3月22日(火) |
開館時間:午前9時30分~午後5時(金曜・土曜は午後8時まで開館)*入館は閉館の30分前まで |
アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅より徒歩3分 |
観覧料:一般1,800円 大学生1,200円 高校生700円 中学生以下無料 |
詳しくは公式サイトへ |
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