【開幕】「貝殻旅行―三岸好太郎・節子展―」一宮市三岸節子記念美術館で4月10日まで

特別展「貝殻旅行―三岸好太郎・節子展―」 |
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会場:一宮市三岸節子記念美術館 (愛知県一宮市小信中島字郷南3147-1) |
会期:2022年2月19日~4月10日 |
観覧料金:当日一般1,000円 高校・大学生:500円 中学生以下:無料 |
休館日:月曜日(3月21日は開館)、2月24日、3月22日 |
詳細は館の公式ホームページ |
100年前に出逢った二人
「貝殼旅行 一三岸好太郎・節子展一」が愛知県の一宮市三岸節子記念美術館で 2月19日から4月10日まで開催されています。ちょうど100年前の大正11年(1922年)に、北海道と愛知から美術の道を目指して上京した若い2人が出逢いました。節子はまさに「モガ」(モダンガール)でした。
下の写真の左の絵は好太郎による結婚前の節子、右は自画像。

急逝した天才と努力の人
1934年に31歳で急逝した「天才」三岸好太郎と1999年に94歳で亡くなった「努力の人」三岸節子。本展では、同じモチーフやそれぞれ亡くなる前の作品を並べて見比べることができます。




担当の同館学芸員・長岡昌夫さんによると、節子本人が「天才」好太郎と一緒に並び比べられるのをいやがり、夫婦展が実現したのは、87歳のとき(1992年)だったそうです。しかし、節子の生涯を通じてすてきな作品がたくさんあり、すっかり魅了されました。


とくに「セツコレッド」と高く評価された赤の色づかいには圧倒されました。


一方、渡欧経験がないにも関わらず約16年の画業で数年ごとに当時の最新のスタイルを取り入れた好太郎の「天才」ぶりも楽しめます。



常設展やショップも充実
全国巡回展(ほかはすでに終了)ですが出身地の一宮市三岸節子記念美術館ならではの豊富な節子の作品やモチーフとなった埴輪などが並ぶ常設展(コレクション展)も必見です!

グッズもスゴイです。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)