【開幕】「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館で5月30日まで ラファエロ、フェルメール、モネ、ゴッホ 西洋画の巨匠の大作が一堂に

世界屈指のミュージアム、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の豪華なコレクションから、選りすぐりのヨーロッパの名画65点(うち46点は日本初公開)を紹介する「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が2月9日から国立新美術館(東京・六本木)で始まります。ラファエロ、エル・グレコらから始まり、カラヴァッジョ、レンブラント、フェルメールらを経て、マネ、モネ、ルノワール、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌと続く圧巻のラインナップで西洋絵画の500年をたどります。5月30日まで。
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 |
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会期:2022年2月9日(水)~5月30日(月) |
会場:国立新美術館(東京・六本木、東京メトロ日比谷線、都営地下鉄大江戸線「六本木」駅から徒歩。東京メトロ千代田線「乃木坂」駅から直結) |
休館日:火曜日(ただし5月3日は開館) |
開館時間:10時~18時(毎週金曜・土曜日は20時まで)※入場は閉館の30分前まで |
観覧料:一般2100円、大学生1400円、高校生1000円※事前予約制(日時指定券) |
詳しくは展覧会の公式ホームページへ |
開幕前日の内覧会を取材しました
9日から国立新美術館で始まる「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の内覧会です。ビッグネームの名作揃いですが、印象的な作品から。数少ない女性画家、マリー・ドニーズ・ヴィレールが1801年に描いた「マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ」。ステキです。

このお隣にやはり女性画家のエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランが1789年に描いた「ラ・シャトル伯爵夫人」。こちらもモデルのキャラクターを感じさせて好きです。

この後ろには、こちらは男性作家ですがジョシュア・レノルズの「レディ・スミスと子どもたち」(1787年)。みんななんてキュートなんでしょう!この3作をひと部屋にまとめたキュレーションが好きです。来られる方注目ください。テンション上がります(^^)

王道の注目作はもちろん凄いです。画面の圧で、ひと回りするだけでエネルギー吸い取られました。冒頭の「信仰とルネサンス」のコーナーからアンジェリコ、クリヴェッリ、エル・グレコなど豪華絢爛。



フェルメールがむしろ控え目に思えるほど。一体、どこまでゴージャスな顔触れなんでしょう(^^)




とどめはマネ、ルノワール、ドガ、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌなど怒濤のフィナーレ。最後までエネルギー残しておくのが肝心です(笑)




グッズは何と言ってもすみっコぐらしのコラボでしょう。限定商品のてのりぬいぐるみは5種類。1人10個までです。
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」は国立新美術館(東京・六本木)で5月30日(月)まで。さすが素晴らしいです。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)
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