【開幕】特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」 奈良国立博物館で3月27日まで

聖林寺十一面観音菩薩立像。開幕前日の4日に行われた内覧会で(奈良国立博物館)

展覧会名:特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」

会  場:奈良国立博物館 東新館(奈良市)

会  期:2月5日(土)~3月27日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時、土曜日は午後7時まで(いずれも入館は閉館30分前まで)

休館日 :2月7日(月)、21日(月)、28日(月)、3月22日(火)

入館料 :一般1400円、高大生1000円、小中生500円 障がい者手帳かミライロIDをお持ちの方(介護者1人を含む)無料(※日時指定券なし)

詳しくは公式サイト(https://tsumugu.yomiuri.co.jp/shorinji2020/)へ

「世の中にこんな美しいものがあるのかと、私はただ茫然とみとれていた」。白洲正子がそう書いた聖林寺の十一面観音菩薩立像の展示が、奈良国立博物館で5日始まります。開会前日の4日に開催された内覧会に行って来ました。

同博物館で聖林寺の十一面観音菩薩立像が展示されるのは24年ぶりだそうです。ガラスケースの中ではなく、直接低い台座の上に置かれた十一面観音は一見厳しそうなお顔していますが、じっと見ていると穏やかな表情に変わってきます。360度どこからでも見ることができ、優しい後姿や肩から腰にかけての美しい曲線が間近にみられて感動的です。

十一面観音菩薩立像(手前)と地蔵菩薩立像(奥)
月光菩薩立像と日光菩薩立像

十一面観音に向かって左には法隆寺の地蔵菩薩立像、向かって右には正暦寺の月光菩薩立像と日光菩薩立像が立っています。両方とも約150年前までは、十一面観音と共に三輪山の大神神社にあるお寺で三輪山信仰を支えていた仏たちです。地元の奈良にある博物館ということで、周囲の自然と一体になって、疫病から守ってくれる仏の、たおやかな雰囲気が漂っているようです。

同時期に東大寺の「お水取り」の特別陳列もあるので、合わせて見ると面白そうです。

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班)

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