【プレビュー】超高精細画像が生み出すもの コレクション企画展「クローン文化財 ミレーの《種をまく人》」山梨県立美術館(甲府)で3月15日から

ミレー《種をまく人》山梨県立美術館蔵

昨年度、山梨県立美術館は文化庁の補助事業として、所蔵するジャン=フランソワ・ミレー作品の超高精細画像撮影を行った。撮影されたのはミレーコレクションの中核である《種をまく人》、《落穂拾い、夏》、《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》。いずれも自然とともに生きる人々を描いたミレーの記念碑的な作品だ。この画像をもとに、東京藝術大学が制作した「クローン文化財」を紹介する展覧会が開かれる。3Dデジタル技術により額縁や絵画表面の凹凸まで再現されたクローンと、オリジナル作品を展示、撮影の舞台裏も紹介する。

 

コレクション企画展「クローン文化財 ミレーの《種まく人》」

会  場:山梨県立美術館 特別展示室(甲府) 

会  期:3月15日(火)~3月27日(日)

開館時間:午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

休館日 :3月22日(火)

入館料 :一般520円、大学生220円、高校生以下、65歳以上、障がい者手帳をお持ちの方と介護の方無料 

JR甲府駅からバス約15分

詳しくは同館ホームページ

超高精細画像

1枚の絵画に対し数百カットを撮影し、そのデータをつなぎ合わせ10,000dpiという解像度を実現。人間の目の限界値と言われる0.1mm0.2mmの大きさの4080倍の解像度になる。これは人間の目が認識できる質感を、4080倍に画像を引き伸ばして鑑賞することができるデータと言える。

クローン文化財の制作風景
クローン文化財の制作風景

 

「山梨の自然とバルビゾン村を重ねる山梨銘醸のプロダクト」

コレクション企画展に先立って、地元酒造メーカーによる《種をまく人》を基に生み出したスパークリング日本酒の展示も行われる。

会 場:山梨県立美術館 ギャラリー・エコー(美術館エントランス)

会 期:2月1日(火)~2月13日(日)

休館日:2月7日(月)

観覧料:無料

 

 

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班)

直前の記事

【レビュー】隠れた意味を読み解く楽しみ 企画展「季節をめぐり、自然と遊ぶ~花鳥・山水の世界~」 大倉集古館(東京・港区)で開催中

ギャラリー・トークから 美しい花や鳥、雄大な山や河川、変転する天象・地象を造形化した作品の数々。一つ一つの作品の背後にある物語や決め事、歴史を知れば、作品はさらに面白くて美しく見えるようになります。大倉集古館で所蔵する日

続きを読む
新着情報一覧へ戻る