【関西版】2月に見られる関西の美術館・博物館の展覧会を紹介(2022年)

2022年2月に見られる関西の美術展や展覧会から、美術展ナビ関西の担当者が注目の展覧会をピックアップしました。大阪中之島美術館の開館、レッサー・ユリィを含めた「印象派・光の系譜」展の大阪巡回など話題が目白押しです。なお、最新の開催状況は各美術館・博物館公式HP等でご確認のうえ、お出かけください。
2月開幕の展覧会
大阪中之島美術館 開館記念「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」
2022年2月2日(水)。1983年に構想が発表されてから約40年の時を経て、大阪中之島美術館が開館します。オープニングを彩る「超コレクション展」では、6000点を超える収蔵作品のなかから、選りすぐりの作品を約400点展示。コレクター・山本發次郎が蒐集した佐伯祐三コレクション、アメデオ・モディリアーニやルネ・マグリットの作品など、大阪中之島美術館が誇る代表作を3部構成で紹介します。
・会期:2022年2月2日~3月21日
・会場:大阪中之島美術館4、5 階展示室
【#超コレクション展】展覧会ページでは、出品される作品や作家、各章の見どころなど、2022年2月2日に迫る展覧会の開幕に向けて、より具体的な内容を紹介しています。ぜひご覧ください!https://t.co/NezePQ1jhV pic.twitter.com/Y7n21mTyTY
— 大阪中之島美術館 (@nakkaart2022) December 27, 2021
特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(奈良展)
奈良県桜井市にある聖林寺の国宝 十一面観音菩薩立像は天平彫刻の名作で、日本を代表する仏像のひとつ。本展では、大御輪寺にあった仏像や大神神社の自然信仰を示す三輪山禁足地の出土品なども展示します。十一面観音菩薩立像が奈良国立博物館で展示されるのは、1998年の特別展「天平」以来24年ぶりとなります。※会期中展示替えあり
・会期:2022年2月5日〜3月27日
・会場:奈良国立博物館
#聖林寺展 奈良展は2022年2月5日(土)~3月27日(日)に #奈良国立博物館 で開催!#奈良博 で国宝 十一面観音菩薩立像が展示されるのは、1998年の特別展「天平」以来、実に24年ぶりとなります。
お得な前売券と企画チケットは12月6日(月)10:00発売です✨
詳細は👇https://t.co/RjbJFnzZZG pic.twitter.com/YhPkYBL2Ht— 【聖林寺展公式】太田種子 (@shorinji2020) December 3, 2021
特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」 神戸市立博物館
歴史の殿堂として知られる英国・ロンドンの大英博物館は、古代エジプト文明の研究でも世界を牽引してきました。本展は、6体のミイラを選りすぐり、CTスキャンを用いた画像解析によって、外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生活や文化を紹介します
・会期:2022年2月5日~5月8日
・会場:神戸市立博物館
【特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」の関連イベントのご案内】
2022年2月5日(土)に開幕する特別展にともない、さまざまな関連イベントを行います。詳細はHPをご覧ください。https://t.co/BmDAgtHf3u
※写真はタケネメト内棺(部分)
©The trustees of the British Museum pic.twitter.com/yDNi4YrcRh— 神戸市立博物館 (@kobemuseum) January 20, 2022
感覚の領域 今、「経験する」ということ 国立国際美術館
現代美術の分野で独自の視点と手法によって、実験的な創作活動を展開している7名の美術家を紹介する展覧会を開催します。美術家たちのユニークな作品と、そこに託されたメッセージを、さまざまな感覚の交錯する場の中で体験していただけます。
・会期:2022年2月8日〜5月22日
・会場:国立国際美術館
当館は2月7日(月)まで、展示替えのために休館しています。
2月8日(火)からは、「感覚の領域 今、「経験する」ということ」を開催します。
感覚の領域 今、「経験する」ということhttps://t.co/KARfvT1Hsx#国立国際美術館 #NMAO #感覚の領域展 pic.twitter.com/qEXFG4c8wC
— 国立国際美術館 (@nmaoJP) January 18, 2022
安野光雅 追悼展 安野先生のふしぎな学校 安野光雅美術館コレクション 美術館「えき」KYOTO
安野光雅(1926〜2020年)は、絵本をはじめ、風景画や装丁画など、多岐にわたって活躍した画家です。ユーモアあふれる絵本や、淡い色彩の風景画は、子供だけでなく大人をも魅了してきました。本展では、そんな安野流の楽しみ方が詰まった作品や関連資料を約110点紹介します。
・会期:2022年2月25日〜3月27日
・会場:美術館「えき」KYOTO
【📢前売券情報】
2/25(金)~3/27(日)「安野光雅追悼展 安野先生のふしぎな学校 安野光雅美術館コレクション」を開催します🏫
(https://t.co/tofjhjKuBl )
販売期間:販売中~2/24(木)
販売場所:当館チケット窓口(休館日を除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケット pic.twitter.com/EcyOehErlr— 美術館「えき」KYOTO (@ekimuseum) January 3, 2022
【プレビュー】「安野先生のふしぎな学校」美術館「えき」KYOTO で2月25日から 「自ら考えること」の楽しさを味わう
昨年12月~1月開幕の展覧会
新収蔵記念:岸田劉生と森村・松方コレクション 京都国立近代美術館
2021年3月、京都国立近代美術館は岸田劉生の作品42点を一括収蔵することとなりました。本展では新収蔵を記念して、京都国立近代美術館が所蔵する岸田劉生の全作品、約50点を一挙に紹介します。
・会期:2022年1月29日~3月6日
・会場:京都国立近代美術館
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開幕しました!
\【新収蔵記念:岸田劉生と森村・松方コレクション】
先ほどオープンしました!岸田劉生の生涯と画業を一望する本展。
3月6日まで(巡回なし)の短期開催を、どうぞお見逃しなく! pic.twitter.com/iYaySKwrRU— 岸田劉生と森村・松方コレクション【公式】 (@KISHIDA_RIUSEI) January 29, 2022
開館25周年記念「みうらじゅん マイ遺品展」 アサヒビール大山崎山荘美術館
本展は、「マイブーム」、「ゆるキャラ」などの命名者であり、イラストレーターや漫画家、エッセイスト、ミュージシャンなど幅広く活躍するみうらじゅんが自ら「マイ遺品」と名づけた品々を展示するもので、アサヒビール大山崎山荘美術館が25周年を迎えたことを記念し開催されています。
・会期:2021年12月18日~2022年3月6日
・会場:アサヒビール大山崎山荘美術館
【開幕】「マイブーム」たちは民藝⁉ 開館25周年記念「みうらじゅん マイ遺品展」(京都・アサヒビール大山崎山荘美術館)
千家と十人の職方(マイスター) ー逸翁コレクションよりー 逸翁美術館
千利休が侘び茶を大成して400年。利休を祖とする千家は、後に表千家、裏千家、武者小路千家の三家に分家し、現代へと利休の茶の湯を継承する家となっています。本展では、三千家にまつわる作品と、十職の手になる道具類を、所蔵品の中から展示。千家と千家を支える十人の職方が生み出す茶の湯の美の世界が堪能できます。
・会期:2022年1月15日〜3月13日
・会場:逸翁美術館
ただいま逸翁美術館では「千家と十人の職方(マイスター)ー逸翁コレクションよりー」を開催中です。
三千家にまつわる作品と、千家十職と呼ばれる千家に特別に出入りを許された十人の職方の手になる茶道具類を展示します。職方が生み出す茶の湯の美の世界をご覧ください🍵🍡 pic.twitter.com/8H2Bw9ovSZ
— 阪急文化財団【公 式】 (@Hankyu_Culture_) January 30, 2022
コレクション・五題 【特集展示】西宮の日本画家 生誕130年 寺島紫明 西宮市大谷記念美術館
西宮市大谷記念美術館の所蔵品を全館で一堂に展示する展覧会。恒例の近代日本画コレクションのほか、昨年度の新収蔵作品と関連する作品、生誕130年を迎える西宮ゆかりの日本画家・寺島紫明の特集展示など、5つのテーマ[五題]に沿って紹介します。
・会期:2022年1月22日〜3月13日
・会場:西宮市大谷記念美術館
本日より「コレクション・五題」展がはじまりました。
5つのテーマに沿って、所蔵品を紹介する展覧会です。
特に大関コレクションを中心とした寺島紫明の特集展示は必見です。
3月13日(日)までです。
みなさまのお越しをお待ちしております。#西宮市大谷記念美術館#コレクション五題#寺島紫明 pic.twitter.com/8JD63T6vY8— 西宮市大谷記念美術館【公式】 (@otani_artmuseum) January 22, 2022
コレクション・五題 【特集展示】西宮の日本画家 生誕130年 寺島紫明
特別展 「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」 神戸ファッション美術館
背後からLED光源を当てた断熱材に凹凸を作ることによって陰影を表現する「光彫り」というオリジナル技法の作品を創作する、現代アーティスト・ゆるかわふう。高さ約1.8メートル、幅約5メートルの大きな作品を中心に30点を展示します。
・会期:神戸ファッション美術館
・会場:2022年1月29日〜3月27日
本日1/29(土)より、特別展「#光の芸術家 #ゆるかわふう の世界 ~ 宇宙(そら)の記憶~」が開幕しました。幻想的な光の世界をお楽しみください。ご来館をお待ちしております!https://t.co/ZlxNvZXkjv pic.twitter.com/MS9YQRy5hq
— 神戸ファッション美術館 (@KobeFashionM) January 29, 2022
特別展 「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン(大阪展) あべのハルカス美術館
50万点にのぼる膨大な文化財を所蔵し、豊かな印象派コレクションでも知られるエルサレムのイスラエル博物館。本展では、同館所蔵の印象派の名作が初めてまとまって来日します。
モネの自信作とされる《睡蓮の池》をはじめ、バルビゾン派からナビ派までの流れの中で、外光から内なる光へと向かった画家たちの「光の系譜」をたどります。
・会期:あべのハルカス美術館
・会場:2022年1月28日〜4月3日
【印象派・光の系譜】
\はるかイスラエルから、光の贈りもの/
イスラエル博物館が誇る珠玉の印象派コレクションが、初めてまとまって来日。
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンらの全盛期の傑作を中心に約70点の厳選された作品を展示します。
1/28(金)から開催です。どうぞお楽しみに! pic.twitter.com/iyLw2qfBRH— あべのハルカス美術館 (@harukas_museum) January 26, 2022
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン(大阪展)
東京会場の様子はこちらからご覧いただけます。
【開幕】「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」展 三菱一号館美術館で来年1月16日まで
【探訪】一躍人気のレッサー・ユリィ 独特の作風がコロナ禍の人々の心に響いた? 「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展(三菱一号館美術館)で注目
特別展「植物 地球を支える仲間たち」 大阪市立自然史博物館
2021年夏に国立科学博物館(東京・上野)で開催されて話題となった展覧会が関西に巡回します。種類やライフスタイル、進化など、様々な角度から植物を総合的に紹介する展覧会。6章構成で、見る人を「植物の世界」へと引き込みます。
・会期:2022年1月14日~4月3日
・会場:大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園)
特別展「植物 地球を支える仲間たち」が #大阪市立自然史博物館 で開催中。最先端の科学研究により私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきた植物。本展では標本や模型、映像などを通して驚きの実像や魅力を楽しく学んでいただけます。4/3(日)まで #植物展 https://t.co/RTUpXO1nuP pic.twitter.com/ouEpP3i7jz
— 大阪ミュージアムズ (@OsakaMuseums) January 14, 2022
【プレビュー】「植物 地球を支える仲間たち」大阪市立自然史博物館で1月14日から 巨大模型や世界初公開の植物化石などで植物の世界を探究する
絵でみる百人一首と枕草子 嵯峨嵐山文華館
百人一首の選者、藤原定家の山荘があったとされる小倉山。その麓に位置する同館では、百人一首の魅力や歴史を紹介するとともに、日本画を中心とした展示を開催しています。
本展では、百人一首ゆかりの作品を通じて殿上人たちの感性に触れていただくとともに、百人一首に選ばれた歌人の一人である清少納言に因み、「枕草子」の世界を想起させるような日本画の数々でその世界観を堪能していただけます。※会期中展示替えあり
・会期:2022年1月29日〜4月10日
・会場:嵯峨嵐山文華館
1/29(土)~4/10(日)
「絵でみる百人一首と枕草子」開催https://t.co/oP2hsWcUBq
※第3回ちはやふる小倉山杯の開催日は事前申し込みをされた観覧者の方のみご入場できます@SAbunkakan #嵯峨嵐山文華館 #絵でみる百人一首と枕草子 #百人一首 #枕草子 #ちはやふる小倉山杯 #ちはやふる pic.twitter.com/uKyoUJ4qRf— 嵯峨嵐山文華館 (@SAbunkakan) January 28, 2022
トラ時々ネコ 干支セトラ 福田美術館
寅年ということで、与謝蕪村、円山応挙など江戸時代中期に活躍した画家や、竹内栖鳳や大橋翠石ら明治から昭和にかけて活躍した有名画家が描く虎の絵を主役として、他の干支の動物を描いた作品なども福田コレクションの中から厳選して展示します。また2022はニャーニャーニャーとも読めることから、愛らしい猫を描いた絵画も「時々」並べて紹介します。
・会期:2022年1月29日〜4月10日
・会場:福田美術館
1/29〜4/10
「トラ時々ネコ 干支セトラ」展
今年は寅年ということで、江戸時代から昭和にかけて活躍した画家が描いた虎を中心に、干支の日本画を展示。
また2022年はニャーニャーニャーとも読めることから、猫を描いた作品も「時々」並べて展示いたします。@ArtFukuda #福田美術館 #トラ時々ネコ 🐯 pic.twitter.com/vZmIb9757e— 福田美術館 Fukuda Art Museum (@ArtFukuda) January 28, 2022
(読売新聞大阪本社文化事業部)
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