【開幕】「楳図かずお大美術展」3月25日まで、東京シティビューで

「漂流教室」グラフィックゾーン©楳図かずお/小学館

楳図かずお大美術展
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
会期:2022年1月28日(金)~3月25日(金)
休館日:会期中無休
開館時間:10時~22時(最終入館21時30分)
入場料(当日券):一般2200円、大・高生1500円、4歳~中学生900円、シニア(65歳以上)1800円
詳しくは展覧会公式サイト

「漂流教室」「まことちゃん」など数多くの名作マンガを生みだしてきた楳図かずお の漫画という分野だけでは語り切れない先見的な世界観や、比類のない芸術性に焦点を当てた「楳図かずお大美術展」が1月28日から、東京シティビューで開かれます。開幕前日に行われたプレス内覧会に伺いました。

「ZOKUーSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」展示エリア©楳図かずお
「ZOKUーSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」のフォトスポット©楳図かずお

今回の目玉は、制作に4年を費やした27年ぶりの新作「ZOKUーSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」の初公開です。101枚の連作絵画には、それぞれ数字、タイトル、簡単な説明がついていて、順に見ていくとストリーを追えるようになっています。「わたしは真悟」の登場人物の悟と真鈴がロボットとなって登場しますが、必ずしも続編ではないといいます。鉛筆で描いた原画をコピーして色を付けています。原画、着彩画ともに展示されており、ストーリーに引き込まれるとともに、生き生きとした筆致や鮮やかな色彩に目を引かれます。

「漂流教室」グラフィックゾーン©楳図かずお/小学館

ほかには、「漂流教室」や「14歳」のシーンから選んだコマと、現在の災害や環境問題などにつながる言葉を組み合わせたグラフィックゾーンは、楳図の漫画の先見性を改めて気づかせてくれます。

エキソニモ×「わたしは真悟」インスタレーション©エキソニモ ©楳図かずお/小学館

また、気鋭のアーチストとコラボレーションしたインスタレーションも興味深い作品です。注目のアート・ユニット「エキソニモ」が「わたしは真悟」をテーマにした作品は、大量のケーブルの上に設置された12枚のモニターに、漫画のコマを散りばめられます。

まことちゃんのTシャツなど©楳図かずお/小学館
コラボカフェの「楳図ハウスパフェ」とまことちゃん ホットチョコレートなど©楳図かずお/小学館

グッズコーナーやコラボメニューも豊富で、まことちゃんのTシャツや、楳図邸を表現した「楳図ハウスパフェ」など楽しめるものが揃っています。(読売新聞美術展ナビ編集班 若水浩)