芸術新潮の2月号は「楳図かずおの大いなる芸術」特集 27年ぶりの新作も紹介

雑誌「芸術新潮」の2022年2月号が1月25日(火)に発売されました。今号の特集は、「楳図かずおの大いなる芸術」。85歳となる漫画家・楳図かずおさんの27年ぶりの新作連作絵画が展示される「楳図かずお大美術館」が、1月28日~3月25日、東京シティビューで開催されます。誌面では、この新作の一部をグラフや特製リーフレットで紹介。本人へのロングインタビューや小説『リング』の作家・鈴木光司さんや漫画家・萩尾望都さんの特別寄稿も掲載しています。

担当編集者の大久保信久さんは、
「楳図作品との最初の出会いは『まことちゃん』でした。これはリアルタイムで少年サンデーの連載を読んでいました。『漂流教室』は学生時代に単行本で読んだのですが、たぶん多くの読者にとってそうだったと思うのですが、圧倒的な衝撃でしたね。
最高傑作は『わたしは真悟』じゃないかと個人的には思っています。子供の純愛物語で、東京タワーのてっぺんから飛びうつることでロボットに命が宿るとか、1980年代にあんな内容の作品を描いていたなんて信じられない。
間もなく開幕する〈楳図かずお大美術展〉では、その続編(厳密には続編とはちょっと違うのですが)とも言うべき《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》が展示の核になります。マンガではなくて101点からなる絵画連作なんですが『14歳』以来じつに27年ぶりの新作です。
今回の特集では、この驚くべき新作が誕生するまでの思いや制作の苦心について、ロングインタビューでうかがいました。インタビュアーは美術評論家の椹木野衣さんです。
もちろん、過去の名作についてもたっぷりご紹介しています。
取材で何度も楳図先生にお目にかかる機会がありましたが、80代半ばと言いながらすごくお元気かつ明晰で、すさまじい“超老力”だな、と。昔からのファンはもちろん、まだ楳図作品を読んだことのない人にも改めて存在を知ってほしいと感じています」
と話しています。

特別定価1610円。購入は、書店や芸術新潮のサイトから各インターネット書店で。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)