【開幕】街のおかんたちの熱意と創意に拍手! 「ニッポン国おかんアート村」展 渋谷公園通りギャラリーで4月10日まで 入場無料

 

Museum of Mom’s Art ニッポン国おかんアート村
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー(東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館 1F)
会期:2022年1月22日~4月10日
開館時間:11時~19時
休館日:月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)
観覧料金:無料
詳しくは同ギャラリーのホームページ

開幕前日の内覧会を取材しました

あす1月22 日(土)から東京都渋谷公園通りギャラリーで始まる「Museum of Mom’s Art ニッポン国おかんアート村」展の内覧会です。街の「おかん」たち手作りの品々を1000点以上も紹介。「ウチのおばあちゃんもやってた!」と思い当たる方も多いでしょう。実に立派なアートでした。

「アーティストの数からすれば最多数」

おかんによる手芸作品は2000年代初頭から注目されてきました。ゲストキュレーターの都築響一さんは「ファインアートにもアール・ブリュットにも入らないが、アーティストの数からすれば最多数。メジャーではないけれど、マジョリティの存在を無いものとしてはいけないと思った」と語りました。

ヒモ、輪ゴム、紙袋、酒瓶、軍手、タオル、毛糸、トイレットペーパーの芯、ペットボトルのキャップ、松ぼっくり、貝殻…身近なありとあらゆるものが素材になります。そのひらめきと情熱に圧倒されます。

「おかん」は全国どこでも一緒

「おかんアート」のコンセプトを記したキャッチフレーズが分かりやすいです。「民藝」と近いところにありますが、民藝は地域性が不可欠なのに対し、「おかん」は全国どこでも一緒、だから分かりあえるのが特徴だそうです。なるほど。

制作の模様を捉えた写真もいいです。仲間と和気あいあいの様子がステキ。なぜ「おかん」と名付けたのか、の答えもここにあります。「男性は凝った物を作っても、閉じこもって『道』になっちゃう。コミュニティを作れないから」と都築さん。耳が痛い男性も多いでしょう。

とくに選ばれた3人「おかん宇宙のはぐれ星」

おかんアートの極北、とも言うべき凄まじい表現にたどり着いた方もおられます。「おかん宇宙のはぐれ星」と名付けられた特別展示では、特に選ばれた3人による見事なコラージュやジオラマ、チラシ箱などを紹介。その完成度に言葉を失います。

この「おかん」アーティストたちの表情が最高です。

会場は公園通りの途中。無料です。渋谷にお出かけの途中にちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう。「アートって何だろう?」と自問自答してしまう展示です。

#おかんアート村 のハッシュタグを付けてツイッターまたはインスタに投稿すると、特設サイト「おかんアート村 クラウド・ミュージアム」に展示される参加型企画も。皆さんの「おかん」の作品を広めるのはいかが?(^^)

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

新着情報をもっと見る