週末いきたい ダリ、ピカソ、ベラスケス、ゴヤ…スペイン作家の作品を見られる美術館・博物館7選(開幕前も)

ネットフリックスでスペインの人気ドラマ「ペーパー・ハウス」(全5シーズン)をやっと見終えました。ピカレスク(悪漢)小説が生まれた地・スペインならではの、強盗たちが躍動する物語で、見応えがありました。劇中でこの強盗たちが着けていたのがサルヴァドール・ダリの仮面でした。今週の「週末いきたい 美術館・博物館」はスペインをテーマにしました。ダリ、ピカソ、ミロ、ベラスケス、ゴヤなどの作品が見られる注目展がたくさんあります。開催中と開幕予定を含めて7つ選びました。

1 奇想のモード

ダリといえば、シュルレアリスム。サルヴァドール・ダリの2体の彫刻が出迎えてくれるのが、1月15日から東京・白金台の東京都庭園美術館で始まった「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」展です。オンラインによる日時指定制です。
【開幕】「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」展 東京都庭園美術館で4月10日まで

2 ミケル・バルセロ展

スペイン・マジョルカ島に生まれ、現代芸術をけん引するミケル・バルセロ(1957年~)の展覧会「ミケル・バルセロ展」が東京オペラシティ アートギャラリーで1月13日に始まりました。国立国際美術館、長崎県美術館、三重県立美術館を巡回してきた今回の展覧会は、日本で初めてバルセロの仕事の全貌を紹介するものです。
【開幕】「ミケル・バルセロ展」東京オペラシティ アートギャラリーで、3月25日まで

3 東京タロット美術館

昨年11月に東京・浅草橋に開館した「東京タロット美術館」は、タロットカードの輸入会社が開設、ダリのタロットカードなど約500種類のタロットカードを展示しています。事前予約制で、日曜・祝日は休館です。
【行ってきました】500種類もあるタロットカード。「美術品として楽しんで」――東京・浅草橋の「東京タロット美術館」

次からは、これから開幕する予定の展覧会です。

4 ピカソ ひらめきの原点

20世紀最大の画家の一人と誰もが認めるパブロ・ピカソ。膨大なピカソのコレクションで知られるイスラエル博物館から、選りすぐりの版画作品を中心に展示する「ピカソ ひらめきの原点」が4月9日からパナソニック汐留美術館(東京・新橋)で開催されます。

5 ミロ展-日本を夢みて

スペイン・バルセロナで生まれたジュアン・ミロは、ピカソと並ぶ現代スペインの巨匠。日本への憧憬を表したミロの初期作品、日本に初めて紹介されたミロの作品など、約130点の作品と資料で、「日本とミロ」の深いつながりを紹介します。Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)で2月11日から4月17日まで。
【プレビュー】「長い間、日本を夢見ていた」――ミロの見方が変わる! ミロと日本の深いつながりを見せてくれる世界初の大規模展 「ミロ展-日本を夢みて」 Bunkamuraで2月11日開幕

6 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

スペインの巨匠ベラスケスの初期の傑作《卵を料理する老婆》が日本初公開される「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展は4月、東京都美術館(上野)で開幕します。その後、神戸と北九州に巡回予定です。
【プレビュー】ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、レンブラント・・・「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展 東京都美術館で4月開幕

7 メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年

大阪市立美術館で1月16日まで開催され、国立新美術館(六本木)で2月9日から開かれる「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」には、ベラスケスの自画像の可能性がある《男性の肖像》、ベラスケスと工房による《オリバーレス伯公爵ガスパール・デ・グスマン》やスペインの宮廷画家ゴヤの《ホセ・コスタ・イ・ボネルス、通称ペピート》などが出展されます。
【大阪展のレビュー】「メトロポリタン美術館展」初期ルネサンスからポスト印象派まで巨匠の名作65点で西洋絵画史500年をたどる


(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)