動植綵絵、蒙古襲来絵詞、唐獅子図屏風・・特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」 東京藝術大学大学美術館で8月6日開幕

皇室に伝えられた品々を収蔵する宮内庁三の丸尚蔵館の優品、約90件で日本美術を分かりやすく紹介する展覧会が8月、東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される。宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品として初めて国宝に指定された「動植綵絵」「蒙古襲来絵詞」「唐獅子図屏風」などを含む豪華な内容だ。

<開催概要>

展覧会名:特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」

会期:2022年8月6日(土)~9月25日(日) ※会期中、展示替え及び巻替えあり ※月曜休館、ただし9月19日(月・祝)は開館

開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)

会場:東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)

主催:東京藝術大学、宮内庁、読売新聞社

特別協力:文化庁

日本文化の中心に位置し、長く美術を保護・奨励してきた皇室。その収蔵品はとりわけ高い価値を誇る。また日本の美術史を最初に体系的にまとめたのが、1890年に東京美術学校(現・東京藝術大学)で、岡倉天心が行った日本美術史の講義とされている。そこで今回はその両者がコラボレーション。美術の理解を深めるという原点に立ち返り、鑑賞者が最初に見る作品の形やモチーフに焦点をあてる。

さらに本展では昨年、宮内庁三の丸尚蔵館の収蔵品として、はじめて国宝に指定された次の5件の作品がまとめて紹介される。

①平安時代三跡の一人・小野道風の「屏風土代」

②やまと絵の集大成として名高い絵巻「春日権現験記絵」

③元寇の様子を描いた絵巻「蒙古襲来絵詞」

④安土桃山時代を代表する狩野永徳筆「唐獅子図屏風」

⑤伊藤若冲の代表作「動植綵絵」(芍薬群蝶図、梅花小禽図、向日葵雄鶏図、紫陽花双鶏図、老松白鶏図、芦鵞図、蓮池遊魚図、桃花小禽図、池辺群虫図、芦雁図の計10幅)

なお、本展は日本の美を未来に伝えるため、文化庁、宮内庁、読売新聞が取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環として開催される。

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

直前の記事

【今週の平家物語】第2話「娑婆の栄華は夢のゆめ」 平家に対し高まる批判 フジテレビでは19日(水)深夜放送

平家一族の栄華と没落を描くテレビアニメーション『平家物語』は、第1回の放送からその完成度で高く評価されています。第2話以降も楽しみです。各放送局のレギュラー放送の時間も決まりました。詳しくはTVアニメ「平家物語」公式サイ

続きを読む
新着情報一覧へ戻る