【開幕】「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」展 東京都庭園美術館で4月10日まで

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奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム
会期:2022年1月15日(土)~4月10日(日)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館(東京都港区白金台、JR山手線・東急目黒線「目黒」駅より徒歩7分、都営三田線・東京メトロ南北線「白金台」駅より徒歩6分)
開館時間:10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(※ただし3月21日は開館、22日(火)は休館)
入館料:一般1400円、大学生(専修・各種専門学校含む)1120円、中・高校生700円、65歳以上700円(※日時指定の予約制)
詳しくは東京都庭園美術館のウェブサイト(https://www.teien-art-museum.ne.jp/)へ。

開幕前日の内覧会を取材しました

1月15日から東京・白金台の東京都庭園美術館で開催される「奇想のモード」展の内覧会に行ってきました。まず出迎えてくれたのが、サルヴァドール・ダリの2体の彫刻。どんなものをこれから見せてくれるのか、期待が膨らみます。

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ダリといえば、シュルレアリスム。この20世紀最大の芸術運動はファッションにも大きな影響を与えました。一方で、帽子や靴などのアイテムは芸術家のインスピレーションの源にもなっています。互いに影響を与え合うアートとモード。「奇想」をキーワードに、それをまとめたのがこの展覧会です。

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ショッキング・ピンクを広めたエルザ・スキャパレッリ

個人的に興味深かったのが、シュルレアリストたちと親交のあったデザイナー、エルザ・スキャパレッリの展示。ココ・シャネルのライバルで「ショッキング・ピンク」を広めた人ですね。洋服も香水瓶も、今見てもステキです。

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中世ヨーロッパから江戸時代の日本、あるいは現代にいたるまで、様々な形でのアートとファッションの関係が見てとれます。1日では見切れない、と思ってしまう充実した内容。「奇想のモード」展は、4月10日までの開催です。

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(読売新聞事業局専門委員 田中聡)

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