【開幕】人間国宝から若手作家まで約140点の名品を展覧「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展」パナソニック汐留美術館で3月21日まで

日本が誇る工芸技術「陶芸」は長い歴史を持つだけでなく、現代まで進化を続けてきました。歴代の人間国宝(重要無形文化財保持者)から若手作家の作品まで、日本工芸会陶芸部会所属作家を中心に、幅広い名品約140点を展示する「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展」が1月15日から3月21日まで、パナソニック汐留美術館(東京・新橋)で開催されます。

未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展
会  期:1月15日(土)~3月21日(月)
会  場:パナソニック汐留美術館(東京都港区東新橋1-5-1)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
*2月4日(金)、3月4日(金)は夜間開館午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
入館料:一般1000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
休館日 :水曜日 ただし2月23日は開館
JR新橋駅より徒歩8分など
詳しくは同館ホームページ

開幕前日の内覧会を取材しました

15日からパナソニック汐留美術館(東京・港区)で始まる「未来へつなぐ陶芸−伝統工芸のチカラ」展の内覧会に伺っています。伝統陶芸のこれまでの歩みを代表する名作と、時代を反映した“今”の作品を紹介。歴史の厚みと挑戦を続ける陶芸家たちの技巧をたっぷり味わえます。

板谷波山や富本憲吉、濱田庄司ら歴史を作った先人たちの作品。

【右】板谷波山 《葆光彩磁和合文様花瓶》 1914-19年頃 MOA美術館蔵
【左】濱田庄司《柿釉赤絵角皿》1970年【右】富本憲吉《色絵金銀彩四弁花染付風景文字模様壺》1957年 いずれも東京国立近代美術館蔵

松井康成や原清ら新たな技術、独自の技法を生み出した作家たちの代表作もずらり。

【右】松井康成《練上嘯裂文大壺》 1979年 茨城県陶芸美術館蔵

【左】原清《鉄釉馬文大壺》2005年 茨城県陶芸美術館蔵

日本の文化を映し出す「茶の湯のうつわ」を紹介するコーナーも。

【左】鈴木藏《志野茶碗》2019年

現代作家の多彩な作品。伝統的な技術を駆使しつつ、新しい表現に挑戦していて眼を見張ります。強く同時代性を感じます。照明の当て方も微妙に変えて、作品が映えるように工夫されています。

【右】室伏英治《Nerikomi Porcelain Sparkle》2013年 東京国立近代美術館蔵
【左】増原嘉央理《鉢「紅白鮮斜陽ー1907ー》2019年

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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