【プレビュー】夕暮れと夜明け、多彩なイメージで所蔵品を紹介――「サンセット/サンライズ」展 豊田市美術館で2月15日開幕

森村泰昌《なにものかへのレクイエム(創造の劇場/動くウォーホル)》2010年、HDTV(モノクロ)、サイレント、3分58秒(豊田市美術館寄託作品)

「サンセット/サンライズ」展
会場:豊田市美術館
会期:2022年2月15日(火)~5月8日(日)
休館日:月曜休館、ただし3月21日は開館。
アクセス:愛知県豊田市、名鉄豊田市駅、または愛知環状鉄道新豊田駅から徒歩約15分
入館料:一般700円、高校生・大学生500円、中学生以下無料
※詳しい料金などは公式サイト(https://www.museum.toyota.aichi.jp/)を参照

「サンセット/サンライズ」。この一組の言葉は「夕暮れ/夜明け」、「日没/日の出」という自然現象だけでなく、様々な象徴、解釈につながる可能性を備えている。「眠り/目覚め」、「死/生」、「終わり/始まり」、「闇/光」……。この展覧会では、そんな言葉「サンセット/サンライズ」から広がる多様な想像力やイメージを基にして、豊田市美術館の近現代のコレクションを6章構成でたどる。

森千裕《ヘッドルーム》2016年、水彩、墨、アクリル、鉛筆、紙、木製パネル(豊田市美術館寄宅作品)

章立ては第1章「マジックアワー」、第2章「眠り/目覚め」、第3章「死/生」、第4章「見えない/見える」、第5章「黒/白」、第6章「終わり/始まり」――。「マジックアワー」とは、日没、日の出の前後に現れる薄明の神秘的な時間帯。魔術のような光景に立ち会う経験は、思いもかけない美術作品との出会いに似ているといえるだろう。

コンスタンティン・ブランクーシ《眠る幼児》1907年(1960/62年鋳造)、ブロンズ(豊田市美術館蔵)

展示作品は約100点。愛知県にゆかりのある小林孝亘氏をゲストアーティストに迎え、静けさと強い存在感を持つその作品を案内役として展覧会を構成する。小林氏には新作から旧作まで約10点の作品を出品してもらう。

小林孝亘《Pillow》2021年、油彩、カンヴァス(作家蔵)

また、同時開催として小林氏の新作展を豊田市美術館展示室5で開催、さらに特別連携事業として小林氏の絵画作品を豊田市民芸館と民芸の森でも展示する。民芸館では「器」、民芸の森では「森」をモチーフにした作品を展示する予定だという。

小林孝亘《Portrait-resting cheeks in hands》2006年、油彩、カンヴァス(西村画廊蔵)

(読売新聞美術展ナビ編集班)

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