【開幕】アール・ヌーヴォーに与えた日本美術の影響 「めぐるアール・ヌーヴォー展 モードのなかの日本工芸とデザイン」(国立工芸館)

ジャポニスムの流行に影響を受けたアール・ヌーヴォーを工芸を通して紹介する「めぐるアール・ヌーヴォー展 モードのなかの日本工芸とデザイン」が、国立工芸館で開幕した。


フランス語で「新しい芸術」を意味するアール・ヌーヴォー。その誕生に影響を与えたとされるのが、遠く離れた日本の美術だ。19世紀後半、開国後の日本を訪れた外国人の眼を通して、あるいは日本からもたらされた浮世絵や工芸品などによって、日本の姿が次第に知られるようになると、ヨーロッパ各国でジャポニスムが流行した。日本美術のインパクトはアール・ヌーヴォーの誕生を促し、さらに日本ではアール・ヌーヴォーを最先端の美術として受け入れた。この還流が生み出した多様な作品を、「めぐる」というキーワードで紐解いていく。


本展では、1860年代から1920年代まで、ジャポニスムからアール・ヌーヴォーにいたるヨーロッパの装飾芸術の流れと、アール・ヌーヴォーを受容した日本美術を、代表的な作家の作品で概観。アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド、アルフォンス・ミュシャ、エミール・ガレ、ルネ・ラリックなど当時の代表的な作家を紹介するとともに、その流行に素早く反応したことがうかがえる同時代の初代宮川香山や、二代横山彌左衛門、大島如雲らの作品もあわせて展示する。
さらに、日本の図案家や工芸家たちがアール・ヌーヴォーに何を見出し、何を採り入れ、そしてその先に彼らが何を求めていたのかも探る。杉浦非水や神坂雪佳など、近年再注目され人気も高い作家のポスター図案などが並ぶ。

<開催概要>

会場:国立工芸館(石川県金沢市出羽町)

会期:2021年12月25日(土)~2022年3月21日(月・祝)

開館時間:9時30分~17時30分(入館は閉館の30分前まで)

休館日:月曜日(1月10日、3月21日は開館)、1月11日(火)

観覧料:一般300円、大学生150円

国立工芸館のホームページ(https://www.momat.go.jp/cg/

◇内容について詳しくは↓の記事をどうぞ。

東洋と西洋の出会い 「めぐるアール・ヌーヴォー展 モードの中の日本工芸とデザイン」 国立工芸館

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