【プレビュー】 「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」茨城県近代美術館(茨城・水戸)で2022年2月9日開幕

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《イタリアのダンス》1865–70 年 油彩/カンヴァス Inv. 887.3.1 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer

フランス近代風景画の至高のコレクションで知られるランス美術館所蔵の名品により、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796-1875)からバルビゾン派、ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)、クロード・モネ(1840-1926)やカミーユ・ピサロ(1830-1903)ら印象派にいたる19 世紀の風景画の流れを一望する。

「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」
会  場:茨城県近代美術館(茨城・水戸)
会  期:202229()327()
開館時間:午前930分~午後5時(入場は午後430分まで)

※日時指定WEB整理券を優先

休館日 :322()
観覧料 :一般1210円、満70歳以上600円、高大生1000円、小中生490円など
アクセス:JR水戸駅南口から徒歩20分 バスで「文化センター入口」下車徒歩5

詳しくは同美術館ホームページ

ランスはフランス北東部、シャンパンの本場・シャンパーニュ地方の中心地。歴代フランス国王の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂を擁する。ランス美術館はシャンパン醸造や繊維産業で財を成した地元の実業家から多くの作品寄贈を受け、特に19世紀の最も重要な風景画家の一人であるジャン=バティスト・カミーユ・コローの作品27点を所蔵する。これはルーヴル美術館に次ぐ規模。

17世紀以降、フランスの風景画は神話や物語を題材にした理想的風景としてアトリエで描かれた。19世紀になって持ち運びが簡単なチューブ入り絵具が発明され、アトリエ外での制作が容易になり、画家たちは様々な場所でリアルな風景に向き合うようになる。

展覧会では100年にわたる風景画の変遷を、油絵作品を中心に版画、資料も合わせて約80点の展示により5章立てで紹介する。

第1章 コローと19 世紀風景画の先駆者たち

ミシャロン、ベルタン、クールベ、コローなど

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865-70 年 油彩/カンヴァス Inv. 887.3.82 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer

第2章 バルビゾン派

ルソー、ドービニー、デュプレ、ディアズ、トロワイヨン、ア  ルピニーなど

テオドール・ルソー《沼》1842-43 年 油彩/カンヴァス Inv. 907.19.227 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer

第3章 画家=版画家の誕生

主な画家:コロー、ドービニー、ヨンキント、ミレーなど

シャルル=フランソワ・ドービニー 《柵の中の羊の群れ、朝》1860 年 、刷り1862 年 エッチング/紙 個人蔵

第4章 ウジェーヌ・ブーダン

ウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》1890 年 油彩/カンヴァス Inv. 907.19.34 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer

第5章 印象主義の展開

ルノワール、ピサロ、モネなど

クロード・モネ《ベリールの岩礁》1886 年 油彩/カンヴァス Inv. 907.19.191 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer
ピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890 年頃 油彩/板に裏打ちされたカンヴァス Inv. 949.1.61 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C. Devleeschauwer

 

会期中には下記のイベントも開かれる

◆講演会「シャンパーニュ 産業と文化の華」

2月20()午後2時~330

講師:山本昭彦氏(ワインジャーナリスト)

◆学芸員による鑑賞講座「降り注ぐ光の中で―フランス近代風景画の流れ―」

3月5()午後2時~330

講師:澤渡麻里(担当学芸員)

◆ミュージアムコンサート「ピアノの夕べ~フランスの風を感じて~」

2月27()午後545分~645

出演:廣瀬由香里(ピアノ)

申し込み等詳しくは同美術館ホームページ

 

 

(読売新聞事業局「美術展ナビ」編集班)

直前の記事

新着情報一覧へ戻る