藝大の授業が1冊になったと話題のベストセラー『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』が新年にテレビ番組として放送

佐藤直樹・東京藝術大学准教授が2021年1月に世界文化社から刊行した書籍『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』が芸術系の最高学府、藝大の授業がそのまま1冊になっていると話題で、8刷3万5000部のベストセラーとなっています。このヒットを受けて、同タイトルのテレビ番組が、特別番組として新年2022年1月2日~4日にかけてBS11とTOKYO MXで放送されることが決まりました。

佐藤准教授(中央)、松尾貴史さん(右)、篠原ともえさん(左)

書籍は、佐藤直樹氏が東京藝術大学で実際に担当する授業「西洋美術史概説Ⅲ」全15回を講義形式で構成されています。まずは目次をご覧下さい。

『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』目次
第1回 序章 古典古代と中世の西洋美術
第2回 ジョット ルネサンスの最初の光
第3回 初期ネーデルラント絵画① ロベルト・カンピンの再発見
第4回 初期ネーデルラント絵画② フェン・エイク兄弟とその後継者たち
第5回 ラファエッロ 苦労知らずの美貌の画家
第6回 デューラー ドイツ・ルネサンスの巨匠
第7回 レオナルド イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」
第8回 カラバッジョ バロックを切り開いた天才画家の「リアル」
第9回 ピーテル・ブリューゲル(父) 中世的な世界観と「新しい風景画」
第10回 ゲインズバラとレノルズ 英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」
第11回 19世紀のローマ① 「ナザレ派」が巻き起こした新しい風
第12回 19世紀のローマ② アングルとその仲間たち
第13回 ミレイとラファエル前派 「カワイイ」英国文化のルーツ
第14回 シャルフベックとハマスホイ 北欧美術の「不安な絵画」
第15回 ヴァン・デ・ヴェルデ バウハウス前夜のモダニズム

「バランスよく作品を知るより、個々の作品に対する具体的なアプローチを学んだほうが、実は美術鑑賞のコツを得るには手っ取り早い」という考えのもと幅広い年代の作品を収録。作品のクローズアップや補助線の導入など、読者の理解を助ける仕掛けも多用して、西洋画の鑑賞のコツをつかむことができます。2021年後期からは藝大の教科書として採用されました。

テレビでラファエッロを学ぶ

新春特別番組では、佐藤直樹さんが、ルネサンスの巨人ラファエッロをテーマに、初心者から美術ファンまで納得の「特別講義」をします。藝大の全面協力で、藝大の授業の様子や様々な施設も紹介されます。ゲストは、松尾貴史さんと篠原ともえさん。

放送日時は、
・TOKYO MX (番組HP
2022年1月2日(日)午後4時~5時45分
・BS11 (番組HP)
【第1夜】2022年1月3日(月)よる9時~9時54分
【第2夜】2022年1月4日(火)よる9時~9時54分

世界文化社編集部の中野俊一さんは、「縁あって佐藤直樹さんの授業を聴講したとき、「これはイケる」と直感しました。プロジェクターに映し出された作品を解説するライブ感は、書籍の中ではクローズアップや補助線の導入で再現しました。刊行後多くの読者から支持されているのも、本から講義の醍醐味が伝わってくるからだと思います。今回この本がテレビ番組になることで、佐藤版「西洋美術の見かた」に新たな魅力が加わりました。ぜひとも本と併せてご覧ください」と話しています。

書籍は1760円。書店か世界文化社のホームページから各インターネット書店で購入できます。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

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