【開幕】「ザ・フィンランドデザイン展」Bunkamuraザ・ミュージアムで来年1月30日まで

豊かな自然で育まれた美しいデザインを堪能できる「ザ・フィンランドデザイン展 自然が宿るライフスタイル」が12月7日(火)から来年1月30日(日)までBunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横) で開催されます。マリメッコやフィンレイソンのテキスタイルなど1930年代~70年代にデザイン・制作されたプロダクトなどを展示、人気のフィンランドデザインの歩みをたどることができます。

ザ・フィンランドデザイン展 自然が宿るライフスタイル
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
会期:2021年12月7日〜2022年1月30日
開館時間:10:00―18:00(入館は17:30まで)毎週金・土は21:00まで(入館は20:30まで)
休館日:1月1日
観覧料金
当日一般1,700円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円
※会期中の全ての土日祝、および最終週は事前オンライン予約制
詳しくは公式サイト

開幕前日の内覧会を取材しました


12月7日(火)、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)で開幕する「ザ・フィンランドデザイン展」の内覧会に伺いました。
いきなりミュージアムショップのグッズから紹介します(^^;)
ムーミン、マリメッコ、フィンレイソンなどなどフィンランドデザインのきら星が勢揃いです!

シンプルなデザインの背景にある歴史

12月6日はフィンランドの独立記念日。誰にも優しいシンプルなデザインは独立の歴史とも関係があるそうです。みんなが使う日用品は国内で製造、特定の用途でなく多機能、収納しやすい、一部が欠けても補充できるーー。この流れで生まれたのがカイ・フランクの食器シリーズ「キルタ」でした。

カイ・フランク《「BAキルタ」カップ&ソーサー他》1952-1975年、アラビア製陶所、ヘルシンキ市立博物館蔵

シンプルで機能的なことに加えて、自然に触発された高い芸術性もフィンランドデザインの特徴です。

(手前)ビルゲル・カイピアイネン《ビーズバード(シャクシギ)》1960年代、アラビア製陶所、スコープ蔵

冬は寒さの厳しいフィンランドだからこそ、太陽を感じさせるような明るい色がテキスタイルやファッションのデザインに取り入れられたとのこと。

マリメッコ社のコーナー
フィンレイソン社のコーナー

日本のみならず世界中で愛されるフィンランドデザインの歩みを、約250点の作品と約80点の関係資料でたどることができます。冒頭で紹介したようにミュージアムショップはとても充実しています。展示で気に入ったデザインやデザイナーのグッズを探してみてはいかが?

フィンランドといえば「サウナ」。おしゃれなサウナハットも並んでいます

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

あわせて読みたい

【レビュー】「創業200周年記念 フィンレイソン展」(京都文化博物館)北欧フィンランドのデザインの世界へ没入 2022年1月10日まで開催