週末いきたい! 師走入り!12月5日(日)に閉幕する 美術館・博物館の展覧会7選

師走の12月になりました。2021年もあともう少し。12月5日(日)に閉幕する美術館・博物館の展覧会をピックアップしました。終わる前にぜひ見ておきたい展覧会がないかチェックしてみてください。(事前予約制かどうかなど、各記事に掲載している展覧会・館の公式ホームページなどでご確認ください)
「バンクシーって誰?展」 寺田倉庫G1ビル(東京・天王洲)
「バンクシーって誰?展」が12月5日(日)まで寺田倉庫G1ビル(東京・天王洲)で開催中。パレスチナ、ニューヨーク、ロンドン…それぞれの作品が描かれた場所と合わせて提示されることで、文脈がよく分かり、バンクシーが込めた社会批判のメッセージもはっきり伝わる展覧会です。美術館で額縁越しに見るのとは全然違う迫力を感じることができるでしょう。
「バンクシーって誰?展」開幕 ストリートで表現を続けるアーティストの世界に没入
「鶴岡八幡宮の名刀」 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
鶴岡八幡宮の境内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」で特別展「鶴岡八幡宮の名刀」が12月5日(日)まで開催されています。半年ぶりの公開となる源頼朝が寄進したと伝わる国宝「沃懸地杏葉 螺鈿太刀」(衛府の太刀)や徳川吉宗が奉納した国宝「太刀 銘 正恒」など国宝6点はどれも見逃せません。
国宝6点など半世紀ぶりの公開!特別展「鶴岡八幡宮の名刀」が鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムで12月5日まで
「自身への眼差し 自画像展」 中村屋サロン美術館(新宿)
明治から昭和にかけて日本の画壇を賑わせた画家たちの自画像の優品を紹介する「自身への眼差し 自画像展」が東京・新宿の中村屋サロン美術館で開かれています。写実から内面描写へと、時代とともに自画像も変わっていった様子が分かるうえ、画家の個性が作品に投影されているところにも興味を引かれます。
有名画家たちが描いた「私」 新宿・中村屋サロン美術館「自身への眼差し 自画像展」 12月5日まで
「縄文2021」 (江戸東京博物館)
東京の縄文人の暮らしに焦点をあてた特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」が江戸東京博物館(東京・両国)で開かれています。数千年前の「東京人」の美的センスと技に驚かされます。
【開幕】「縄文2021―東京に生きた縄文人―」江戸東京博物館で12月5日まで
「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢﨑宗重—」 すみだ北斎美術館
「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢﨑宗重—」展は、すみだ北斎美術館(東京・墨田区)で12月5日(日)まで開催。北斎研究の泰斗として知られる2人が生涯をかけて選んだ逸品を堪能できます。
北斎研究の泰斗 生涯かけた収集品 「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢﨑宗重—」展 すみだ北斎美術館
「畠山記念館の名品」(京都国立博物館)
京都国立博物館で12月5日まで開催中の「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」。 畠山即翁(一清)の貴重なコレクションを収蔵する「畠山記念館」(東京・白金台)は、現在、大規模改築工事で長期休館中。そこで実現した関西初の特別展です。
【レビュー】「與衆愛玩(よしゅうあいがん)」、稀代の数寄者・畠山即翁の想い 京都国立博物館 特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」
「海幸山幸」(九州国立博物館)
特別展「海幸山幸― 祈りと恵みの風景―」 が九州国立博物館で12月5日まで開催中。 海に囲まれ、国土の7割を山林が占める日本。豊穣の海、懐深い山に託して育んできた文化を紹介します。国宝11件、重文24件と充実の展示です。
海幸山幸 - 祈りと恵みの風景 –
12月開幕の美術展・展覧会を一覧に
12月に全国各地の美術館・博物館で始まった美術展や展覧会をまとめました。秋のスケジュール立てにお役立てください。
12月に始まる全国の美術館・博物館の展覧会を公式SNSとともに紹介
(読売新聞デジタルコンテンツ部)