【開幕】深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」上野の森美術館で来年1月31日まで

透明な樹脂の上にアクリル絵具で描き、それを何層も繰り返し重ねていく「2.5D Painting」で描かれた金魚は、まるで実物であるかのよう。深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」が12月2日(木)、上野の森美術館(東京・上野公園)で始まります。2022年1月31日(月)まで。
深堀隆介展 「金魚鉢、地球鉢。」 |
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会期:2021年12月2日(木)~2022年1月31日(月) |
会場:上野の森美術館(東京・上野) |
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
一般1,600円、高校・大学生1,300円、小・中学生800円 *事前予約不要 |
休館日:12月31日、1月1日 |
JR上野駅公園口より徒歩3分、東京メトロ・京成電鉄上野駅より徒歩5分 |
詳しくは公式ホームページへ |
開幕前日の報道内覧会を取材しました
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」が12月2日(木)、上野の森美術館で始まります。前日に開かれた報道内覧会に伺いました。最新の作品「緋照(ひしょう)」がライブペインティングで描かれました。下の写真のような状態の絵が、1時間ほどで見事な金魚になるとは!






深堀隆介さんといえば、何層もの透明樹脂に少しずつ絵を描き、立体的に見せる技法「2.5D Painting」。




角度を色々変えて見ても泳いでいる魚にしか見えません!写真では伝えきれない驚きを、ぜひ会場で体験してください。
2000年に金魚をモチーフに制作を始め今年で20年。金魚のドローイングを1枚500円で売ったり、原宿でTシャツを販売してもらったり、段ボールを素材にしたり、「途中で諦めかけたこともあった」そうですが、諦めず制作を続けて2.5D Painting技法を”発明”するまでのドラマチックな道のりも展示で追うことができました。

グッズも多彩
これほど展覧会の内容とマッチするのは珍しいかもしない≪クリア≫ファイル。
日本の伝統と結びついた金魚飴や扇子。ライブペインティングで着ていたデザインのジャケットなど、グッズも色とりどりで豊富でした。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)