【次回の日曜美術館】「孤独と反骨の画家 菊畑茂久馬」 Eテレ 11月28日放送

画家 菊畑茂久馬

【次回のEテレ・日曜美術館】
「孤独と反骨の画家 菊畑茂久馬」
放送時間:11月28日(日) 午前9:00~9:45
番組ホームページ

昨年5月に、85歳で亡くなった画家・菊畑茂久馬(きくはた もくま)を特集する。
菊畑は、親を早く亡くし、戦時中は福岡大空襲を経験、戦後は日本を代表する前衛美術家となった。福岡を拠点とし続け、独自の美術を追究し続けた画家の人生を、過去の番組映像などを交えてたどっていく。
福岡県大牟田市の三井三池争議など労働運動が盛んだった昭和30年代に、菊畑は、福岡市に現れた前衛美術集団「九州派」に参加し、コールタールや廃品を使った作品を作り“反体制”や“反芸術”を掲げた。高度経済成長期に、前衛美術が全盛の時代を迎えると、菊畑もオブジェ『ルーレット』シリーズがアメリカで高く評価されるなど、現代美術界のスターとなった。
しかし、昭和40年代になると、美術界を離れ、”沈黙”。この間、筑豊で炭坑の絵を描いた山本作兵衛に出会い、当時、誰も評価しなかったその絵を高く評価。その後のユネスコ「世界記憶遺産」登録に尽力した。
昭和50年代後半から美術界に復帰し、自分の内面を見つめた重い色調の絵画を描くが、晩年は一転して、淡い色調の穏やかな『春風』や『春の唄』を描き、これが絶筆となった。
(読売新聞デジタルコンテンツ部)

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