房総の里山で現代アートと自然を満喫 「いちはらアート×ミックス2020+」が11月19日開幕

レオニート・チシコフ《7つの月を探す旅「第二の駅_村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら」》(上総村上駅で)

房総半島の豊かな自然や鉄道施設などの景観を楽しみつつ、現代アートに触れる「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」が11月19日(金)、千葉県市原市で始まる。12月26日(日)まで。月、火は休場(11月23日はのぞく)。公式ホームページ(https://ichihara-artmix.jp/

メインビジュアル(撮影:石塚元太良)

会場となる千葉県市原市は千葉県の中央部に位置する人口約27万人の都市。東京湾沿いの大規模工業地帯とは対照的に、内陸部は養老川の恵みがもたらす田園風景が広がり、先人たちが古来から守り育んできた里山も残っている。

「いちはらアート×ミックス2020+」では市内の里山や閉校した学校、小湊鉄道の駅舎などの舞台に、世界各国のアーティストによるアート作品を展開する。過去、2013年、17年もトリエンナーレ形式で開催されてきた。

作品鑑賞パスポートは一般2500円(※期間限定割引)、学生(高校生~大学生)1500円、小学生・中学生500円、6歳未満無料。

会場は市内全域に広がっており、大きく9つのエリアからなる。1エリアあたり平均10弱の作品が展開されており、主催者では1日3~4エリアを周るのがおすすめ、としている。1日あたり30作品程度を鑑賞できる計算だ。移動には市内を縦断する小湊鉄道と会場内を周遊する「芸術祭無料バス」の組み合わせか、各会場に設置されている無料駐車場を利用すれば車でも回れる。土日にはガイド付きバスで各エリアの作品を鑑賞するオフィシャルツアーも運行される。

豊かな自然とアートの出会いはエキサイティング。ローカル線の雰囲気あふれる小湊鉄道との組み合わせも楽しい。いくつか作品を紹介する。

木村崇人《森ラジオ_ステーション×森遊会》撮影:中村脩
マリア・ネポムセノ《知るは海》
ターニャ・バダニナ《翼》
栗真由美《ビルズクラウド》
田中奈緒子《かなたの家》
クオードの森
ジョアン・カポーテ《Nostalgias》

東京都心からでも1時間前後で着く市原。初めての方はその豊かな自然に驚くだろう。ただし市域は千葉県内の自治体では一番広い約368平方キロメートルで、南北に約36キロと長いので、アート巡りはのんびりと行くのがおすすめ。

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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