【開幕】「奥村土牛 -山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾-」山種美術館(東京・広尾)で来年1月23日まで

土牛の代表作≪醍醐≫の前で記念撮影をする(左から)市川晃・住友林業会長、遠山敦子・山種美術財団理事(元文部科学大臣)、山﨑妙子・山種美術館館長

日本画家・奥村土牛とぎゅう(1889-1990)の代表作≪醍醐≫≪鳴門≫など69点を展示する特別展「奥村土牛 -山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾-」が11月13日から山種美術館(東京・広尾)で始まりました。101年に及ぶ生涯で制作した作品から、山種美術館が所蔵する院展出品作全35点を含む逸品が並びます。2022年1月23日まで。

開館55周年記念特別展「奥村土牛 -山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾-」
会場:山種美術館(東京・広尾)
会期:11月13日(土)~2022年1月23日(日)
開館時間 午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)※今後の状況により変更することも
入館料:一般1300円ほか 中学生以下無料
休館日:月曜日=12月27日(月)、1月3日(月)、1月10日(月・祝)は開館、1月11日(火)休館、12月29日~1月2日は年末年始休館
アクセス:JR恵比寿駅西口・地下鉄日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分
詳しくは同館の公式サイト

15日に行われた内覧会を取材しました

山種美術館(東京・広尾)で始まった「奥村土牛−山﨑種ニが愛した日本画の巨匠 第2弾−」。11月15日(月)に行われた内覧会に伺いました。代表作《醍醐》をはじめ名作揃いの69点が楽しめます。

巨匠が描いた京都・醍醐寺の「太閤しだれ桜」を住友林業が組織培養し、増殖した苗木が寄贈され、山種美術館の玄関横に植樹。早ければ来年、遅くとも2、3年後には花を咲かせるそう。山﨑妙子館長は「シンボルツリーとして大切にします」と感激の面持ち。同館の観覧の新しい楽しみになりますね。

《鳴門》《那智》《城》《蓮》など山種美術館が誇るコレクションがずらり。写生にエネルギーを注いだ、丁寧な作品作りが偲ばれます。

人物画も名作揃い。往年の名プリマ谷桃子さんがモデルの《踊り子》、横綱・栃錦を描いた《稽古》などそれぞれのキャラクターが浮かび上がります。一流の人に惹かれたのでしょうね。

101年に及ぶ生涯で絵筆を握り続けました。90歳代後半の作品も年齢など全く感じさせない迫力。画業をまとめて振り返るからこそ感じる、作家の凄みです。

山種さんといえばカフェは外せません。《鳴門》《醍醐》など展示作にちなんだオリジナル和菓子が登場。目移りしちゃって一つに絞れません(^^)

グッズもかわいいものが並びます。こちらもゆっくりお楽しみください。

「美術展ナビ」ではじまった河野沙也子さんの連載漫画も第一弾は奥村土牛。予習におすすめです。美術館の方も「内容が深いですね〜」と感心されてました。

【新企画】河野沙也子の「漫画で紹介、先輩画家」 第1回 奥村土牛 その真摯な人柄


奥村土牛展は来年1月23日(日)まで。「絵は人柄」を実感する意義深い展示です。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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