エリック・カールの世界観で学び、遊ぶ 『PLAY! PARK ERIC CARLE』 二子玉川ライズにオープン

世界中の子供たちに愛される絵本『はらぺこあおむし』の作者、エリック・カール(1929-2021)の世界観をテーマとする、日本で初めてのプレイグラウンド施設『PLAY! PARK ERIC CARLE(プレイパーク エリック・カール)』が11月12日、東京・世田谷区の二子玉川ライズ・ショッピングセンターにオープン。

「プレイパーク エリック・カール」は、東急・二子玉川駅前の大型商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」のタウンフロント8階に作られたインドア施設で、面積は約1200平方メートル。エリック・カールの絵本の世界観に基づいてデザインされています。創造性や発見、遊び、自然などを大切に考えていたエリック・カールの思いに沿って、遊びや学びを通じて子供たちが成長できるよう、様々な工夫が施されています。開業時は清掃・消毒・換気の時間を確保するため、各回2時間の入替制で営業します。入場は事前予約制です。
会場は九つのブースに分かれており、エリック・カールのアートや言葉があしらわれた各ブースを行き来しつつ、遊びの中から学びを得るよう考えられています。

「アスレチック」のブースには10種類近くの遊具があり、思い切り体を動かして遊べます。

日本を代表するオートマタ作家の原田和明氏が手掛けました。エリック・カールの物語から飛び出したような、触って遊べるからくり人形やゲームが楽しめます。ボールを入れて遊ぶ「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」は、絵本の物語を舞台にした冒険を楽しむゾーンです。

人気の絵本『パパ、お月さまとって!』に登場する、まん丸お月さまを展示。はしごでお月さまの中に入ることもできます。遊びで興奮していた子供たちも、中に入ると不思議と心が落ち着く空間。

様々な素材を組み合わせて作品を作り上げるワークショップも体験できます。

2歳未満児限定のベビーエリア。授乳室、おむつ台、ウォーターサーバーなどが備えてあります。


読書や飲み物が楽しめるひとやすみスペース、ドリンクバーもあります。
ショップも同時オープン
オリジナル商品などを扱う「Hungry Market」も同時にオープンします。こちらは入場料金不要で、だれでも買い物ができます。Tシャツやトレーナーなどのオリジナル商品や知育玩具などを扱っています。


【PLAY! PARK ERIC CARLE 基本概要】
施設名:PLAY! PARK ERIC CARLE(プレイパーク エリック・カール)
場所:二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント 8F(東京都世田谷区、東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」直結)
営業時間:10:00~20:00
第1部 10:30~12:30
第2部 13:30~15:30
第3部 16:30~20:00
清掃・消毒・換気時間確保のため、各回2時間の入替制で営業。第3部は営業終了時間まで遊べます。(※各回30分前から入場受付を開始します)
料金:初回2500円(税込)(大人・子ども共通料金、オリジナルタンブラー付き)、2回目以降2000円(税込)
※入場は事前予約性。予約サイト(https://playec.jp/)
※生後1歳未満は無料
◇

エリック・カール(1929~2021) 絵本作家。ニューヨーク州生まれ。1969年に出版した「はらぺこあおむし」は世界で70以上の言語に翻訳され、5500万部を超えるベストセラーとなった。その鮮やかな作品から「色彩の魔術師」とも呼ばれた。今年5月23日、腎不全のため米マサチューセッツ州で死去。91歳。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)