【次回のぶら美】多様な教えに触れる楽しみ 「最澄と天台宗のすべて」展 東京国立博物館 11月9日放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第390回 東京国立博物館「最澄と天台宗のすべて」
~国宝・重文・寺外不出の秘仏も!比叡山延暦寺や全国の天台宗のお宝が集結!~
★11月9日(火)よる8時放送 番組ホームページ
比叡山延暦寺を創建したことで知られる、天台宗の開祖・伝教大師最澄の1200年遠忌を記念した展覧会を紹介します。
延暦寺をはじめ、全国の天台宗の寺院などから国宝、重要文化財、非公開の秘仏が集結する貴重な機会です。
今展の見どころのひとつが「聖徳太子及び天台高僧像」です。10人の肖像で、教科書でおなじみの最澄像もあります。聖徳太子は僧侶ではありませんが、なぜここに含まれているのでしょう。
また、その世界観を表した「曼荼羅」や「不動明王像」などを見ていくと、空海が広めた「真言宗」との違いも分かってきます。
さらに注目は、延暦寺・根本中堂の再現展示です。「油断」の語源となった「不滅の法灯」も見事に表現されています。また東京の深大寺から出開帳された日本最大の肖像彫刻は、ぶらぶらメンバーもびっくりする大きさ。
多様な教えが存在し “仏教の総合大学”とも言われる天台宗。その魅力をたっぷりと紹介します。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)
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